ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

ミシェル・レバション熱弁をふるう

goldmund 本日ステラヴォックス・ジャパンと神戸のオーディオ店ルーツサウンドの主催でGoldmundの試聴会があり、ミシェル・レバションさんが来神され熱弁をふるわれました。ミシェル・レバションという名前はオーディオファイル以外の方には馴染みが無いと思いますが、ハイエンドオーディオの代表的ブランドGildmundの主宰でオーディオファイルにとってはカリスマ的な方です。

イベント情報

 場所は元町の喫茶店Just In Timeでした。ここはJBLの伝説的SPパラゴンのおいてあるお店で店主のISODAさんはルーツサウンドの定連さんです。しかし今日の主役はフルGoldmundのシステムの次元の違うサウンドでした。何しろ

 トランスポート/プレーヤー   EIDOS REFERENCE  ¥ 8,500,000
 ユニバーサルプリアンプ MIMESIS 24ME ¥ 5,000,000
 DA コンバーター MIMESIS 20ME ¥ 4,900,000
 パワーアンプ TELOS 600 (新製品) ¥ 5,000,000 /pair (予価)
 スピーカー EPILOGUE 1 & 2 ¥ 8,800,000 /pair

一体いくらになります?そう言えばレバションさんへの質問で、

このシステムを買うには家を売らなければならないが、そうすると聴く場所が無くなる、どうしたらいいか?

 という質問が飛びました。さすが関西\(~o~)/。

私は第一部しか聴けませんでしたが、試聴ソースは下記のごとくです。

1:カーペンターズ 「Yestereday Once More」
2:ラヴェル:管弦楽曲集:ブーレーズ指揮クリーブランド管弦楽団 「道化師の朝の歌」(SACD
3:シューベルト:ナタリー・シュトゥッツマン(カウンターアルト) 「冬の旅」
4:デューク・エリントン:「スウィングしなけりゃ意味がない」コンコルド・ジャズ・シリーズ
5:シューベルト:「アルペジオーネ・ソナタ」 ロストロポーヴィッチ(vc)、ブリテン(p)(SACD

 まだ着いたばかりのTELOS600を喫茶店にポン置き、満員の点内という条件にもかかわらず、突き抜けるような清清しい音でした。ドラムにしてもベースにしても軽々と立ち上がり、どのソースもハイスピードのGoldmundサウンドで楽々とこなしていきました。

 ご存知の方も多いと思いますが、いまGoldmundはデジタル化の真っ最中で、何れはSPの手前までモノラル・コンストラクションでフルデジタルとなるようです。レバションさんはその中核となる新しい技術である、タイム・ディストーションを解決する「Leonard」という新技術について熱く語られました。どんなに周波数特性がフラットでサイン波で整っていても矩形波を流すと必ず乱れている、これはデジタルでしか解決できずその技術をMITやスタンフォードと共同開発した、ということです。新しいTelosを始めどんどん導入していく予定だとか。スピーカーが最も時間軸的乱れには重要ではないのかという質問には、もちろん自社製SPを含めたシステムとして開発しており、自社SPのみならずB&WやJBL等色々なSP個々にソフトを開発しているとのことでした。

 また、PH3というフォノイコライザーがもうすぐ完成するそうです。残念ながらターンテーブルは需要が少ないためラインナップに入る予定は無いとのこと。

 また、オーディオの未来についても自己の見識を語られました。SACDは無くなる、と言い切られたのには会場どよめきましたね。