この前の日曜日は風邪気味で、やむなくジム通いを中止して家で1日中ボーっとしてました。TVで夕方にR-1ぐらんぷり決勝戦をやってたので暇つぶしに見ましたが、まあ低レベルの争いでしたね。
この大会は2002年より開催されている一人話芸日本一決定戦というふれこみです。R-1のRは落語のRだそうですが、落語家が怒り出しそうなくらいの戦いでした。今年から全国ネットになったそうですが、ちょっと恥ずかしいですねえ。上記オフィシャルサイトにようやく結果が出ましたので感想など書いてみます。
司会の雨上がり決死隊も決してうまいとは言えなかったです。今田耕司くらいの芸人いじりが出来ればもっと盛り上がるのに。
それに輪をかけて長身のでくの坊の女の子がひどい。台本さえまともに読めないし、立ち姿でスカートが透けて足が開いてるのが見えてみっともないったらありゃしない(-_-;)。背も高いしモデルさんっぽいのになんてザマだろう。
ちなみに第1回大会「R-1ぐらんぷり2002」では、だいたひかる、第2回大会「R-1ぐらんぷり2003」では、ザ・プラン9の浅越ゴエがチャンピオンに輝きました。個人的にはゴエちゃんのファンなので去年は大いに楽しみましたが、今年の8人が束になってもゴエちゃんにはかなわないんじゃないかな。
1:ほっしゃん。 478
元「チュパチャプス」で、天然素材で雨上がりと同期。苦節15年の優勝にはおめでとうですね。ただ、芸人の苦労と努力を見る番組ではなく、才能のある人を掘り起こしていくのが本来こういう番組の趣旨のはず。そういう意味では彼が優勝というのは正直言って解せない。
ロールキャベツがオールキャベツにはじまって、勘違いネタを連発、一旦木綿は仮の木綿を経て、
きょう唄子なら明日は何よ、モト冬樹なら今は何よ、きょうもと政樹、わけ分からない!
の名前3連発のインパクトで押し切った、ってとこでしょう。途中ランナーズハイならぬボケハイになったらしいけど、自己満足のいやらしさしか感じなかったな。
2:井上マー 473
尾崎豊風の叫びで笑わせる、今回では一番インパクトのあった人でした。この人が優勝かなと思ってましたが。
酢豚に入っているパイナップルが叫んでる、オレの居るべき場所はこんなとこじゃねえコンビニ弁当の漬物がレンジで温められて叫んでる、オレにぬくもりなんていらねえ
なんて秀逸でしたけどね。コレ一本のネタだけで今後勝負してイケるのか、という問題はあるでしょうけどそれは今回の審査とは関係ないはず。
3:あべこうじ 471
ウザい、っていわれてましたけど、そのまんま。確かに笑いはとってたけど、結構おどおどしてる感じがあって、入り込めませんでした。決勝で緊張してたんでしょうか。
4:友近 458
優勝候補の呼び声が高かっただけに残念。決勝に会場が沸かないに決まっているソーセージネタを敢えて持ってきた意図は?予想通り会場が
引きまくり
個人的にはああいうシュールネタは大好きなんですけど、はじめから優勝を放棄していたとしか思えない選び方でしたね。だいたひかるのような一般受けするネタも出来るはずなのに、ひょっとしたらこの人もっと先もっと上を見据えているのかも。でなければあとの7人の面子を見てやる気なくしたとか(^_^;)。
それにしても寛平ちゃんに感想をふるなよ>雨上がり決死隊、どう見てもこのネタは大竹まことにふるべきだろうが。寛平ちゃんも
間をやる
なんて言ってたけど、ちょっと褒め過ぎ。友近が引いてたぞ(爆。個人的にはここが一番面白かったけど。
4:ネゴシックス 458
姓が根来川でネゴシックス。これが一番面白かった^^;。島根弁丸出しの朴訥とした喋りで、あとは自作が泣かせる色々な形の封筒で笑わせます。台形封筒で「中身が出ない」のが一番受けてましたね。でも友近と同点って言うのはおこがましい。
6:ヒロシ 436
優勝候補のプレッシャーにあっさりと参ってしまうなんてその程度の人なのか、と思ってしまいました。新作ネタを持ってきたはいいけど、最初から噛みまくりでは勝負にならない。せめて背中の新作の「ヒロシです」電飾を見せればいいのに。
7:中山功太 434
個人的にはとても面白かった。この人が7位ってのは審査に納得できないですねえ。
金持ちのぷー太郎してるボンボンが友達相手に酒場でうそぶいてるのを、その都度ストップモーションをかけて、天の声のDJモンブランがつっ込む、という設定。もちろんDJのほうも自分でやって録音したものを流しているわけです。「チェキラー、ヒアウィゴー」の繰り返しが気持ちよく決まってましたけどね。
「女は星の数ほどおるねんで」→「こいつは男も星の数ほどおることを分かってないー」
なんてあたりから調子にのってきたと思いましたが、審査員の月亭八方さんにはやはり理解してもらえなかったようでしたね。もう一つ言っとくと、彼自身が本当に金持ちのボンボンで、それを武器にしようとした所が逆に嫌味になり減点対象になってしまったかも。昔「ナンバ壱番館」かなにかのTV番組で彼の家を見たような記憶があります。
8:長州小力 429
長州力のものまね。それだけで決勝に残ってきたのはエライ。冒頭長州力を知らない人が多いのを見て「アウェイだな、今日も」で笑わせるのはいつもながら面白い。ご苦労さん、としか言いようがありません。まあ指定席でしょうね。
というわけで個人的に100点満点で審査しますとこうなります。基準として浅越ゴエを90点くらいに設定します。
1:友近 80点2:井上マー 75点
3:中山功太 73点
4:ネゴシックス 65点
5:ほっしゃん。 63点
6:あべこうじ 55点
8:ひろし 50点
8:長州小力 50点