ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

フェルメールを見てきました

神戸市立博物館:栄光のオランダ・フランドル絵画展

 今日は暑い一日でしたね。私は朝から昨日の続きでオーディオのセッティング地獄にハマっておりましたが、昼前に六甲学院の文化祭に出かけ、家内とおち合って息子の演奏会を聴きました。そのあと久しぶりに三宮に出かけて、「栄光のオランダ・フランドル展」を見てきました。連休のためか凄い渋滞で辟易しましたが何とか博物館に到着。

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 中も凄い人でした(T_T)。家内はフェルメールの大ファンで2回目、1回目は平日だったものでゆっくり見られたそうです。私の目的も、ヒトラーが魅了されたという「画家のアトリエ」だけだったのですが、そこも当然黒山の人だかりで、係員が何の誘導もしないものだから収拾が付かない状況でした。なんとか粘って鑑賞しましたが、不思議なことに他の彼の代表作と違って強烈な吸引力のようなものを感じることが出来ませんでした。どうも目をつぶっているモデルの女の子の表情が今一つで、そこに眼が行くと集中力が途切れてしまうのですね。

 その他ではルーベンス自画像が強烈なオーラを放っている様に感じました。黒を貴重としたキャンバスの中でこちらをにらみつける怜悧な視線、これこそ実物を見るべき絵画であるように思います。

 逆に「画家のアトリエ」は販売用の小さい複製画の方が親しみが持てますね。リアリズムの極致のような写真的絵画と油絵の見本のような絵画の違いがそこにあるのかもしれません。かといって実物大のルーベンスの自画像を家に飾ろうとは思いませんけどね。(魔除けにはなるかもしれないけど(^_^;))

 以前からフェルメールの複製画を買いたいと思っていたのですが、「画家のアトリエ」は家内も今一つらしく、迷った末に二人とも大好きな「天秤を持った女」が適当な大きさの複製画であったので購入しました。届くのが楽しみです。