ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

映画と私(1)ニュー・シネマ・パラダイス

 今日は映画とのつきあいを御話したいと思います。私の父は私が物心ついた頃には母方の祖父から1軒の映画館を任されて経営していました。しかしTVの台頭とともに斜陽産業となり、確か中学生の頃に閉めてしまいました。ですから、私も子供心にですが邦画の盛衰を肌で感じて育ちました。

 大映系列の映画館でしたが、「氷点」の頃がピークで映画館に入りきれない人が長い長い行列を作っていたそうです。そういう入りの良い映画の時は、家族総出で手伝いに出かけ、私は映写室に入れてもらったり、狭い事務室で店屋物の焼き飯をご馳走してもらったり、結構楽しい時間をすごしていました。

 だから「ニュー・シネマ・パラダイス」というイタリア映画をみたときは本当に感情移入してしまい、最後の方に映画館を取り壊す場面があるのですが、本当に息が詰まってしまいました。最近完全版のDVDを家で見たのですが、またまた泣いてしまいました。この映画は真の映画ファンには熱烈な支持者が多く、そのままHPの題名にしておられる方もあるほどです。私も最近メールのやり取りをさせていただきました。

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そのニュー・シネマ・パラダイスさんの作品です。ご承諾を得て使用させていただきました。トトとアルフレードのほのぼのとした雰囲気が良く出ていますね。