ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

団地

Danchi

 このところ水泳水泳で映画を観に行く暇がなかったのですが、ようやく今日シネリーブル神戸で「団地」を観てきました。予告編が面白くて前から楽しみにしていたのですが、何とか終映ギリギリで間に合いました。
 藤山直美岸部一徳のコンビに阪本順二監督、もうベタベタの関西喜劇かな、と想像していたのですが、、、もうなんと言っていいやら。。。阪本監督、焼きが回ったかな。

『 2016年 日本映画 配給:キノフィルムズ

スタッフ:
監督、脚本: 阪本順治
撮影: 大塚亮

キャスト:
藤山直美岸部一徳大楠道代石橋蓮司斎藤工 他

 阪本順治監督が日本アカデミー賞最優秀監督賞など数々の映画賞を受賞した「顔」の藤山直美と15年ぶりにタッグを組み、団地に越して来た夫婦にまつわる噂が引き起こす一大騒動を描く。三代続いた漢方薬の店を売り払い、団地へ越してきた清治とヒナ子夫妻。昼間から散歩ばかりの清治に団地の住人たちはあれこれと噂をしているようだが、ヒナ子はそんなことも気にせずパートに出かける毎日を送っていた。清治が散歩に出なくなり、ヒナ子の家にスーツ姿の若い男が出入りするようになると、離婚、清治の蒸発、さらには殺人か、などと好き勝手なことを噂される始末。ヒナ子夫妻にまつわる噂はさらに拡大し、警察やマスコミまでをも巻き込む事態へと発展するのだが……。ヒナ子、清治夫妻に藤山直美岸辺一徳団地の自治会長夫妻に石橋蓮司大楠道代。謎の男には初の阪本組参加となる斎藤工

(映画.comより) 』

 役者は誰も悪くないのに、これだけの駄作を作るのは逆に難しいんでしょうねえ、と皮肉の一つも言いたくなるストーリー展開。

 団地を舞台のドタバタ喜劇にも、シリアスな群像劇にも、SFファンタジイにも絶妙になり損ねたが故に、全体としてもう評価のしようもないほどの駄作になってしまってました。映画は一に脚本、二に演出、三が抜け(カメラ映像)、四はなくて五に役者、とはよく言ったもんです。

 今年は邦画は見逃している作品も多くて当たりも悪い、年末が心配です。。。

評価: E: トホホ
(A: 傑作、B: 秀作、C: 佳作、D: イマイチ、E: トホホ)