終わる終わると見せかけて一向に終わらない、もうとことん付き合うしかない「Billy Bat」19巻です。前回ため息が出てしまうと書いてしまいましたが、今回は久々に良かったです、大団円も近いか!?
「歴史的大河SFクライマックスへ!!
崩壊へと向かう地球
それを知りつつもビリ^-が見えないケヴィン
世界の果てに出現したビリーバットマニアの集団、
黒蝙蝠教団とは正か邪か!?
終わりの始まりの開幕だー
すべての謎が解き明かされ、世界を救うたびが始まるー
(帯より) 」
をいおい、まだ始まるんかい(--〆)、と今回も終わらないことを確認しつつ読み始めました。
舞台は前巻の2年後、2017年。ついに現在を追い越しました。 ちなみにフランシスコ・ザビエルがビリー・バットの声を聴いてから「500年」(ビリーの予言にあり)が経っていることになりますので、そろそろかたが付きそうな予感。
ティミー・サナダ率いるカルキン・エンタープライズは世界を制覇、オンライン漫画「Billy Bat」シリーズはやたらに戦闘シーンの多いすさんだものとなってきていますが、逆にそれでますます人気を高めています。しかし、ビリー・バットの声が聞こえないティミーの内心は欝々といらいらが交錯。
前回はネタバレさせませんでしたが、追い落とされたチャック・カルキンの娘、オードリーが得たたった一つの権利、それは紙媒体でのビリー・バットの出版権でした。それを利用しケヴィン・ヤマガタとケヴィン・グッドマンの復刻版が、静かなブームとなっているのです。
そしてマニア集団黒蝙蝠教団なるものが、巨大なビリー・バットの地上絵をアジアのある場所で描いている画像が話題を呼んでいることも気に入らない。ティミーは中国政府に対してこの教団の殲滅を約束させます。
その教団のドキュメンタリー映画を撮ろうとしているのは、昔月面着陸の偽画像を撮った懐かしのアケチ監督!そしてそのアケチに引っ張られて同行しているのは、なんとあのジャッキー・モモチの娘マギー!そしてジャッキーから連絡を受けたケヴィン・グッドマンもビリーの声が聞こえなくなったままではありますがついに動き出し、アケチモモチペアと同行して黒蝙蝠教団のアジトへ向かうことになります。
そして交信が途絶えていたビリー・バットの声がついにある人物の元へ届きます。
「教団の教祖が偽物なら殺せ」、と。
ここからはまだ発売されたばかりなのでネタバレさせるわけにはいかないでしょう。
会うべき人物が一堂に会することになり、ケヴィン・グッドマンがついにビリー・バットと会うことになるのか!?まだまだ分かりませんが、大団円は近い、と信じたいところです。20巻できりもいいし〈笑。