ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

聖☆おにいさん 12

聖☆おにいさん 通常版(12) (モーニング KC)

 ブッダエスの立川での有給休暇生活も12巻に突入。さすがにネタも尽きて飽きてきたなあ、というのが率直な印象。でも一つだけインパクトのある話がありました。

 ブッダとイエスがマッサージ院に行くと、そこにはある人物の肖像画が飾ってあります!ここはタイ古式マッサージの店でお釈迦様の主治医シバゴ先生が祖なんですと説明を受けて真っ青になるブッダ

「シ、シバゴ先生なぜここに!?」

 マッサージ店によくあるうつ伏せ時に顔を置く丸い穴が開いているベッドを見て、「危ないイエス!!!」「下から頭を出して上で頭を切開して脳をとりだし脳をバターとはちみつで洗う先生お得意さ」とイエスに説明。

 フットバスで気持ちよくなり寝そうになるイエスに「寝たらいけませんイエスよ!!」「これも先生お得意のオペ。温かい湯舟で患者が眠った間に患部を切り取るつもりです・・・!!」

 マジか!?ハンニバル・レクターかよ、とツッコミを入れたいところですが一応調べてみました。マジでした(笑。以下某タイ古式マッサージのHPからの抜粋。

 北インドのビンビサーラ王に仕えていたシバカ・クマールバッカ(通称シバゴ)というインド人医師がタイ式マッサージの創始者と言われています。仏教の経典である『四部律』にシバゴは仏陀の主治医として登場します。そこには彼の医療技術の高さを物語る6つの逸話が書かれています。

第二は、痔を患っていた北インドの王様ビンビサーラを温かい湯で満たした鉄槽の中に座らせ眠らせた後、患部を切除し消毒をほどこし完治させた話。

第三は、柱に縛り付けた子供のおなかを刀で切開し腸捻転症を治し縫合した話。

第四の治療は、頭痛に悩む患者に多量の塩分を含む食事をとらせ酒で酔わした後、頭蓋骨を開いて脳を取り出し、バターと蜜を使って脳を洗浄し縫合したお話。医療の中で最も難易度の高い脳手術です。

 というわけでタイ古式マッサージの店には本当にシバゴ先生の肖像画がかかっているそうです。いやあ、ブッダには凄い主治医がついていたんですねえ。脳手術を長年やってきた私もびっくりでした。 確かに難易度が高すぎる(笑。