（札幌大通り公園より見る夜の電波塔）
先週学会出張を利用して北海道へ家内と二人で行ってきました。もちろん大事な学会ですからちゃんと出ましたよ(笑)。でも学会報告しても仕方ないので、家内と出かけたところを点描してみます。先ずはグルメ編から。
北海道と言えば海鮮、札幌と言えばラーメン、というのがまあ常識的な線ですよね。で、一応ガイドブックに載っているラーメン店やお寿司屋さんにも行ってみたんですが、正直なところ来た甲斐があったとは言えませんでした。まあわざわざ北海道まで行かなくても流通の発展している現在、日本各地でこのような名物は食べられますよね。
そんな中、これは良かった～、と心から言えるお店に行くことができました。ネットの友人uenoさんがお勧めしてくださり連絡を取って頂いた札幌の会員制ワインバー「Au Grenier (オ・グルニエ）」です。素晴らしい料理と飲み物を提供していただき大満足でした。
ビルの高階にあり、店内はシック、夜景がとても綺麗なお店です。お若い店長さんが一人で切り盛りされておられます。
私も家内も普段全くお酒は飲まないのですが、せっかくワインバーを紹介いただいたので、私は久しぶりに白ワインをチョイスしました。白だとシャルドネかリースリングになるとのこと。昔ドイツのリースリングのワインは好きで飲んでいたことがあったのでそちらを注文しました。ちなみにドイツではなくアルザスとのことでした。
リースリング特有のフルーティな香りを残した飲みやすいワインで、２杯も飲んでしまいました。
家内は全く飲めないことを伝えてあったので、富良野産のぶどうジュースを用意していただきました。これが凄くおいしい！普通のジュースと違って少し褐色がかった透明なジュースなのですが、上品な芳香と味はまさしくノンアルコールワイン。これは是非買って帰りたいと売っているお店を教えていただきましたが、残念ながら在庫がなく、幸いネット販売を見つけましたので今到着を待っています。
カップの中はサワークリームに隠れて見えませんが、鳥のレバーペーストが入っています。パンに塗っているのがそうです。これがまた臭みが全くなくこくがあってサワークリームと混ぜて食べうると美味しい。パンにあうかどうか心配していましたが、食が進むこと進むこと、二人でどんどん食べてしまいました。
見事な美的感覚のオードブル。ホタテはもちろん野菜のほとんどは地産とのことです。新鮮で美味しく、一つ一つ味わって食べました。
メインは肉料理をリクエストしてあったのですが、エゾシカ肉を用意していただきました。それも一頭からほんの少ししか取れない太腿の内側の「シキンボ」という部分です。臭みが全く無くて柔らかな赤身肉は最高。黒キャベツやキノコ、男爵イモの添え物も細やかな気が配られています。
お肉料理には赤ワインでしょう、とお勧めいただいてトライしてみましたが、赤ワインは苦味が強い上にいかにもお酒、という感じなので、いきなりむせてしまいました(笑。｢やっぱりあいませんでしたか」と、店長さんに気を使わせてしまって申し訳ありませんでした。下戸なんです。。。
というわけで久々にほろ酔い加減とはなりましたが、お料理の美味しさには大満足でした。ここを知らずに帰ったら、「札幌と言ってもたいしたことないよ」なんて嘯いているところでした。uenoさん、店長さんありがとうございました。
