ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

Dolon邸オフ会ふたたび Part 1  序編

Dolon1

 5月16日の土曜日の午後、念願のDolonさんとの再会を果たし、楽しいオフ会を催していただきました。私の憧れのスピーカーNo.1であるAvalon Diamondからは素晴らしい音楽が奏でられ、そしてやっぱり圧倒されました。今でもヒラリー・ハーンのヴァイオリンの音色と今井美樹に寄り添いまとわりつく小曽根真のピアノの音が耳に残って離れません。

 そしてティータイムには奥様も交えて、美術館巡りや文学、映画等の雑談で盛り上がってしまいました。なんとあのカズオ・イシグロの「わたしを離さないで」の話題で盛り上がろうとは!
 そしてそのバックでさり気なくデヴィッド・ボウイの「ジギー・スターダスト」をかけてくださったり、わざわざ10年前のオフ会での思い出の深い「Paris,Texas; OST」のレコードを目につくところに置いてくださったりとしたDolonさんの細やかな心遣いに本当に感謝の気持ちしかありません。Dolonさん、奥様本当にありがとうございました。

  それにしても当日、オーディオファイル垂涎のリビングルームに入らせて頂いた時の印象は鮮烈でした。センスの良い明るくて綺麗なお部屋、そして扉を開けた眼前に二本屹立しているのはスタイリッシュ・スピーカーの極み、アヴァロン・ダイアモンド!細かく面取りされ、やや後方にスラントしたその姿はまさに芸術品、入室してからも視線を外すことができないほど見とれてしまいました。そして同時に涌いて出たのは

「おおっ、平行法(スピーカーの置き方)だ!」

という思い。これはオーディオファイルの性(さが)。性といえば無意識のうちに床をとんとんと足で踏みしめていました。その感触たるや、経験したことのない頑強さです。実はDolonさんはご自宅を新築する際にオーディオとリビングルームの快適性の両立にとことんこだわられ、パルコンという擬似鉄筋コンクリート工法で建てられたのです。

 冒頭写真に見える部屋の配色にも注目。濃い目のフローリング材を使用された床、ホワイトの壁と天井(ちなみに吸音パネルの役割もになっています)、そしてその間をつなぐアヴァロン・ダイアモンドメイプルの明るい木目。この濃淡のグラデーションが見事で、更にはスピーカーの前に置かれた敷き物の赤も良いアクセントになっていました。

 天井の埋め込み型のライトの位置にまで徹底的にこだわったというDolonさんご夫妻のセンスの光るリビングルームなのでした。というわけで、せっかくのミリオンアクセス記念企画ですのでまったりと行きたいと思います。。。続く。