ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

小豆島紀行(3)ホテル・チェレステ小豆島

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(ホテル・チェレステ小豆島)

 さて、旅の楽しみといえば旅館と食事。今回は家内といろいろと探した末に、小規模ながらネットで評判が良く、欧風ディナーも美味しそうな「チェレステ小豆島」を選びました。結果は吉と出て、内装は清潔でセンスが良く、スタッフのホスピタリティも丁寧て細やか、ディナーも美味でとても満足しました。

 ホテルといっても6室しかなく、館内には小豆島出身の方、または小豆島の風景を描いた方の絵を約20点程展示してあり、ちょっとしたギャラリーになっています。

 小高いところにあるので眺望も抜群、瀬戸内の景観が一望できます。

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 部屋の窓から香川県屋島が見えます。ちなみに部屋の名前は「余島」で、

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 ホテルの南側にある小さな島を“弁天島”といい、そこから砂浜で繋がった4つの島を総称して“余島”と呼びます。写真の中央あたりに見えるのがそれです。YMCAのキャンプ場になっていて今回同道した娘も昔参加したことがあります。

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 この連なる4つの島へは、1日2回の引き潮の時だけあらわれる砂浜の道を歩いて渡るのですが、姿を見せては消える不思議な場所として、いつからか「エンジェルロード(天使の散歩道)」と名づけられ、今では縁結びスポットとして人気だそうです。 

 そしてホテルのディナーは「地産地消、イタリアン料理に和を取り入れた」と紹介されています。早速紹介しましょう。

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 まずは前菜、サラダ仕立ての海鮮です。魚は瀬戸内で採れた鯛です。野菜がたっぷりと乗っています。

 小豆島といえばオリーブと醤油ですが、ソースは醤油ベースにバルサミコ、塩、バジルなども用いていたと思います。

 オリーブオイルは小豆島の東洋オリーブという会社の「和(なごみ)」という、日本人の嗜好に合わせてブレンドされた製品でしたが、パンにもサラダにもよくあう美味しいオイルで、チェックアウトの際に3本買いました。

スープも美味しかったですが写真は省略。

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 シャコえびです。ソースは醤油ベースで、シャコの臭みをうまく消していました。

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 パスタです。オリーブを練りこんで作ってあるそうで、ほのかに香りが鼻腔に上ってきました。上にはふんだんな野菜とともに贅沢にもがたくさん載っていました、これも美味しかったです。

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 特に美味だったのがメインディッシュの魚料理。鯛の焼き物です。瀬戸内産の塩が良く効いており、バジル風味のソースも良くあっていました。

 次に小豆島オリーブ牛が出てきました。これはれっきとしたブランド名だそうです。小豆島の特産でオリーブの搾りかすをえさに混ぜて育てられているので、ジューシーなおいしさと柔らかさ、あっさりとした脂のうまみが好評を得ているそうです。パンフレットを読んでみましたが、オリーブは苦いのではじめは食べてくれず試行錯誤苦心惨憺の上、天日干しにして苦味が消えてからしっかりと食べるようになったそうです。

 私は霜降りより赤身が好きなので、赤身がほとんどで柔らかくやや淡白な味はとても好みに合いました。と、長々と説明しているのは、実は写真を撮り忘れたからです(^^ゞ、すみません。

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 デザートです。奥のムースは醤油ベースですが塩辛くは無く、コクのある味でした。

 ディナーも満足できましたが、朝食も驚くほどの新鮮な野菜のサラダがうれしかったです。オリーブオイルをたっぷりかけていただきました。
 卵料理もサーブされ、オムレツとスクランブルエッグが選べます。私は後者、家内と娘は前者を選択。最初はやや味が濃いかなと思いましたが、卵の濃厚な味であることが分かりました。また食器がウェッジウッドで統一されており、目も楽しませていただきました。

 そのほか、ウェルカムドリンクも美味しく、ロビーのコーヒーは飲み放題。浴場にも無料ドリンク類がたくさん置いてあります。

 ついでに言うと、ロビーの乗馬マシン、パナのジョーバも乗り放題(笑。お尻が痛くなるまで楽しませていただきました。

 あえて言うと浴場が小さいですが、収容人数を考えるとこれも仕方ないでしょう。

 機会があればまた宿泊したい、素敵なホテルでした。皆さんも小豆島を訪れる際には是非ご検討ください。