映画「太秦ライムライト」を観た後、家内と待ち合わせてピースボート「OCEAN DEAM」号を見学に神戸ポートターミナルに出かけました。幸い梅雨空も晴れ上がり、真っ白できれいな船体を見ることができました。
ピースボートは普通の豪華船による世界一周クルーズとは違います。HPの解説によりますと、
「 ピースボートは1983年に創設された国際交流の船旅をコーディネートする非政府組織(NGO)です。「みんなが主役で船を出す」を合い言葉に、好奇心と行動力いっぱいの老若男女が世界各地を訪れ、様々な国や地域に暮らす人々と直接顔の見える交流を行ってきました。ピースボートが目指すもの、それは船旅を通じて、国と国との利害関係とはちがった草の根のつながりを創り、地球市民の一人として、平和の文化を築いていくことです。 」
とあり、国際交流としての船旅を通じて草の根の平和活動を行う組織だと解釈してよいようです。だから、ボランティアスタッフとして乗船し、そのまま専従スタッフとなる方も多いそうです。
だから、若い人には格好の勉強の場でもありますし、一方で「安い飛鳥」という評判も耳にします。最初のころほどは「平和活動」としての側面が薄れたという噂もネットではありましたし、今回も旅行会社並みの熱心なセールス活動をいたるところで目にしました。
契約用のスペースも大きくとられていて、平和活動とは無縁のような家族連れやご老人のカップルなどが実際に契約をしておられるところも目にしました。
もちろんそれを批判する気など毛頭ありません。船を就航させるには莫大な費用が必要ですし、NPOと言えど一定の収益が無ければ成り立たないでしょうし。
まあ堅い話はこれくらいにして、中へ入ってみましょう。5階にあたるレセプションに入ると豪華なシャンデリアが目につきます。豪華なレリーフも飾ってありました。
一番豪華な10階にあるペアバルコニー室です。さすがにゆったりとしていて個室バルコニーも着いています。
さすがにお値段もなかなかのものです。退職金が吹っ飛びそうです(笑。
6,7階にあるペアスタンダードII室です。ペアバルコニーよりは見劣りするものの十分なお部屋です。これがエコノミークラスになると二段ベッドが二つでの四人部屋とか、ビジネスホテルのようなシングルとかになります。まあ、若いファミリーやボランティアなどはそれでも十分でしょう。
デッキにはもちろんプールやジャグジーがありますし、ショーの見られるラウンジやバー、美容室や売店、さらにはマッサージルームもありました。このあたりは飛鳥などには及ばないもののそれなりに豪華です。
というわけで、いつかは乗りたいな、と二人で船を後にしたのでした。