ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

追悼1・17

 阪神淡路大震災から満19年が経ちました。あらためて亡くなられた方のご冥福をお祈りします。合掌。

 阪神地区の「復興」という言葉自体もう古く手垢にまみれてしまった感がありますが、昨日の神戸新聞には、郊外型の巨大ショッピングモールや大手スーパーの林立に押され、大震災以後商店は一万店以上減少したと書いてありました。時代の流れ、といえばそれまでですが、震災が更地を増やしそれを助長した感は否めません。

 それに最近は阪神間のどこへ行っても大型マンションが増え、街の様相も随分変わりました。おそらく大震災を知らない世代の方が多くなった街もあるでしょう。

 東南海巨大地震が起これば大阪を中心として地震津波で巨大な災害が起こるというシミュレーションデータがよくニュースになり、その都度予想災害規模が増えているのが気がかりです。

 先程述べたスーパーの進出や大手マンションの建設は一見防災と無関係にどんどん進んでいる気がします。わが町神戸が本当に災害に強い都市に生まれ変わったのかどうか、心配すればきりはないのですが、都市計画の動向に防災がきっちりと反映されることを願って止みません。