ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

吉田拓郎 LIVE 2012

吉田拓郎 LIVE 2012 (LIVE DVD+LIVE CD(2枚組))
 吉田拓郎の3年ぶりとなる、昨年11月6日にNHKホールで行われた公演をほぼ完全に収録したDVD+CD2枚組のパッケージが初回限定版としてリリースされました。肺癌の治療以降健康状態が心配な拓郎ですが、顔にそれなりの年齢は刻まれているものの、元気にライブをこなしていました。久々にその雄姿を見られて嬉しかったです。

DVD:
1. ロンリー・ストリート・キャフェ 
2. 落陽 
3. こうき心 
4. 僕の道 
5. 白夜 
6. 家へ帰ろう 
7. ウィンブルドンの夢 
8. Voice 
9. 白いレースの日傘 
10. 虹の魚 
11. 慕情 
12. 歩こうね 
13. 花の店 
14. 伽草子 
15. 流星 
16. 全部だきしめて 
17. 春だったね 
18. 僕達はそうやって生きてきた 
19. 純情 
20. リンゴ (En) 
21. 外は白い雪の夜 (En) 

CD-1
1. ロンリー・ストリート・キャフェ 
2. 落陽 
3. こうき心 
4. 僕の道 
5. 白夜 
6. 家へ帰ろう 
7. ウィンブルドンの夢 
8. Voice 
9. 白いレースの日傘 
10. 虹の魚 
11. ふゆがきた 

CD-2
1. 慕情 
2. 歩こうね 
3. 花の店 
4. 伽草子 
5. 流星 
6. 春だったね 
7. 僕達はそうやって生きてきた 
8. 純情 
9. リンゴ ~Encore~ 
10. 外は白い雪の夜 ~Encore~ 

 ギター弾き語りがぐっと胸に迫る「ロンリー・ストリート・キャフェ」で始まり、二曲目からはバンド演奏。いきなり「落陽」で感激。5曲目の「白夜」で早くも泣きそうに(w。「白夜」は拓郎30歳時に全力投球で作り上げた傑作アルバム「ローリング30」に収録されていた私の大好きな曲。作詞の松本隆

「拓郎が白夜を歌ってくれるのなら日本中どこでもかけつける」

と言うほどの隠れ名曲です。その後も快調に飛ばす拓郎。選曲もいいですね、「慕情」「伽草子」「流星」「春だったね」などが個人的には心の琴線に触れました。「流星」は最近手嶌葵がカバーしていてそれも良かったですが、美しいピアノソロから始まるこのバージョンはまた格別です。
 アンコールは二曲、「外は白い雪の夜」は定番中の定番ですが「リンゴ」は久しぶりに聴けて嬉しかったです。

 拓郎節が聞けるMCは一箇所だけ、とは言えほぼノーカットで入っているのはうれしいところ。以前「吉田拓郎半生を語る」と題してコンサート中のMCの内容をご紹介した事がありましたが、あの時にも喋っていた内容とちょっとかぶっていてにやりとしながら聴いてましたが、やや喋り方が老けた感じがするのは心配なところです。

 ちなみにCDには「ふゆのよる」が入っていて、「全部だきしめて」がカットされています。後者がカットされているのはメンバー紹介などとかぶっている構成の関係と思われます。

 何はともあれ、拓郎の歌を今でも聴けるのは嬉しい事です。もしまた関西に来てくれるのなら、ライブ参戦したいと思います。