ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

クルーセス~交差する旅と映像の記憶 / アンドレス・ベエウサルト

クルーセス~交差する旅と映像の記憶~
クルーセス~交差する旅と映像の記憶~
 マイミクのakuさんが絶賛されておられたので買ってみました。アンドレス・ベエウサルトとは聞き慣れないアーチストですが、今注目のアルゼンチンのピアニストだそうです。

1. PASAN / Pasan (Andrés Beeuwsaert)
2. SALIDA / Departure (Andrés Beeuwsaert)
3. CHORINHO / Chorinho (Lyle Mays)
4. SONORA / Sonora (Andrés Beeuwsaert)
5. CRUCES / Crosses (Andrés Beeuwsaert)
6. REINICIO / Reset (Andrés Beeuwsaert)
7. MILONGA GRIS / Milonga Gris (Carlos Aguirre)
8. ENTRE A TERRA E A AGUA / Between Land and Water (Mário Laginha)
9. VENTO EM MADEIRA / Wind Through Wood (Lea Freire)
10. CHORAL : The Man of the Miracles / Choral (Dino Saluzzi)
11. NIÑOS / Children (Pablo Passini)

Cruces  届いたCDを手にとってみるとそのパッケージングに驚きます。まるで厚紙の封書小包のようで表には美しい空と海の風景写真が貼ってあり、裏を封筒のように開けますとこれまた美しい風景写真が7枚、これは全てアンドレスが撮った写真だそうです。とても遊び心に溢れたしゃれた装丁です。

 日本盤の帯のあおりがまた凄い。

「このアルバムは、ぼくたちの音楽の求める探究心や冒険心の到達点なのかもしれない。全編で繰り広げられる世界観は、まるで桃源郷のようだ。美しく甘美、すっかり素敵な歓楽に満たされてしまった。果たして僕らはこれ以上の傑作を求めることができるだろうか。
ー堀内隆志

地平線の向こうへ。圧倒的に美しい、音景色の頂点へ。アンドレス・ベエウサルト、待望の最新作!!

アンドレス・ベエウサルト/クルーセス~交差する旅と映像の記憶~ 」

いやあ凄いですね、帯裏でも二人の音楽評論家の方が絶賛しております。さらにはCDは高音質SHM-CDだそうで、いやが上にも期待は高まりますね。

 さて、音楽が始まると、まさしく写真から想像されるような「アルゼンチンの車窓から」という感じ。ピアノを中心とした様々な楽器のアンサンブルで「深く胸に染み入る、音の旅物語(佐藤達郎)」が最初から最後まで続き、気持ちよく音楽に身を任せることができました。アルゼンチンという先入観は全く不要な普遍性のある音楽で、ジャズ、ヒーリング、フォークロア等々様々な要素が自然に融和している印象を受けました。特にアンドレスのピアノタッチは美しい。

 まあ帯は煽り過ぎだと思いますが、とても美しい音楽に出会えました。akuさんありがとうございました。