ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロトコル

Migp
はむちぃ: 皆様あけましておめでとうございます、ゆうけい家筆頭執事のはむちぃでございます。今年一番最初の映画レビュー、作品は「ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロトコル」でございます。
ゆうけい: お正月一番の映画は、おめでたい気分のまま、お金を払った分存分にドキドキハラハラさせてくれて、最後はスカッと終わってあとに気持ちをひきずらない映画がいいですね。というわけでこれにしました、さすがにお客さんも沢山入っておりましたね~。
は: 撮ればヒット間違い無しのトム・クルーズ様の当たり役でございますからね。
ゆ: さすがに4作目ともなるとマンネリ化するかと思いきや、想像を超えるほどの馬鹿さ加減、もとい、アクション大作になっておりました。
は: 何か余計なことを口走られた気もいたしますが(;一_一)、まずは作品紹介に参りましょう。

『2011年アメリカ映画、配給: パラマウント

監督: ブラッド・バード
製作: トム・クルーズJ・J・エイブラムス、ブライアン・バーク
原作: ブルース・ゲラー
脚本: ジョシュ・アッペルバウム、アンドレ・ネメック

キャスト: トム・クルーズジェレミー・レナーサイモン・ペッグポーラ・パットン 他

ロシアのクレムリンで爆破事件が発生し、米国極秘諜報組織IMFのエージェント、イーサン・ハントと、ハントの率いるチームが事件の容疑者にされてしまう。米国政府は「ゴースト・プロトコル」を発令してIMFを抹消。汚名を着せられたハントは、IMFの後ろ盾もえられないままチームの仲間だけを頼りにクレムリン爆破の犯人をつきとめ、さらには事件の黒幕が目論む核弾頭によるテロを防ぐためロシアからドバイ、インドへとわたり、過酷な戦いに身を投じる。前作を監督したJ・J・エイブラムスが製作を担当。ピクサーで「Mr.インクレディブル」「レミーのおいしいレストラン」を手がけてきたブラッド・バード監督が、初の実写映画のメガホンをとった。(映画.comより)』

は: ま、まさに、お金を払った分存分にドキドキハラハラさせてくれて、最後はスカッと終わってあとに気持ちをひきずらない映画そのものでした。さすがハリウッドの実力と資金力でございます。
ゆ: メジャーリーグのエース級ピッチャーの剛速球、ど真ん中ストライク、って感じですかね。160キロは軽く出てますよ、みたいな。

は: トム・クルーズ様は、もう今年で50歳、1996年の一作目から数えて15年経つのですが、今回も完全にイーサン・ハント役を演じきっておられました。
ゆ: もう完全に彼のはまり役になりましたね。一方で他の映画ではそのイメージにひきずられる事なく主役を演じるところも凄いですけど。
は: スタント無しの特撮シーンに挑まれるところもこのお歳にして立派でございますが、TV等で派手に宣伝されているドバイの超高層ホテルでの特撮シーンは確かにこの映画最大の見所でございましたね。
ゆ: 正月の「トリビアの泉」特番の高橋克実ピッタン人形を思い出して思わず笑ってしまいましたけどね(^_^;)。まあ冗談はともかく、そんな派手なシーンを織り込みつつも、格闘、カーチェイスをはじめとする一つ一つのアクションシーンを一切の手抜き無しできっちりと演じきり、つなぎのシーンでもきっちりと小技を挟んでいく、そういう単純でかつ大切な事を忠実に守っているのが、天文学的アリエナイザー(古)の確率で危機を乗り越えていく荒唐無稽なストーリーに迫真性を付与する秘訣なんでしょうね。
は: その結果、かつてないくらいの高いテンションが最初から最後まで保たれておりました。
ゆ: 完成度に関してはシリーズでも最高の出来ではないかと思いますね。監督のブラッド・バードピクサーでアニメーションを撮ってきた人なので実写はどうなのかな?と少し心配していましたが杞憂でした。しかしまあ、クレムリンをあれだけ派手に破壊してもいいもんでしょうか(^_^;)?

は: トム様以外の俳優は如何でございましたでしょうか?新顔としては以前紹介した傑作「ハートロッカー」のジェレミー・レナーや「プレシャス」のポーラ・パットンといったいい俳優さんが出ておられますが?
ゆ: どうしてもトム・クルーズの引き立て役になってしまうところがMIシリーズの辛いところではありますね。そんな中で前作でも頑張っていたサイモン・ペッグは良い味出しているというか、美味しい役どころをもらってますよね。

は: というわけで「安心してハラハラドキドキできる」超大作でございます。スカッと日頃の憂さを晴らしたい方にはお勧めでございます。
ゆ: 原作に敬意を表して「このテープは自動的に消滅する」ネタをパロっているシーンもお見逃しなく(^^♪

評価: C: 佳作
((A: 傑作、B: 秀作、C: 佳作、D: イマイチ、E: トホホ)