ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

聖☆おにいさん(7)

聖☆おにいさん(7) (モーニングKC)
  イエス・キリストブッダが現代の東京・立川で仲良く長期休暇をとっているという奇想天外な発想で、その日常を描いた漫画「聖☆おにいさん」の新刊です。もう早7巻目になるのですね。

『目覚めた人・ブッダ、神の子・イエス。下界での生活もすっかり板についてきた……というより、下界に馴染みすぎている“最聖”コンビの立川デイズ。「血の涙を流すマリア像」の秘話、天草四郎とイエスの涙なしには語れないやりとり……、などなど気になる話題盛りだくさん!! (AMAZON解説より)』

 今回もネタは盛りだくさん。ちなみに

両親ネタ: マリア様が氷川きよしファンで、処女懐胎のためキャンパスライフに憧れているだとか、泣くのをこらえると世界中のどこかのマリア像が涙を流すとか、ブッダの母が帰省してくるはずのブッダのために宮殿を買った、などなど

ゼウスネタ: 「ボカーン!」連発のゼウスのPVネタは最高。

ブッダの師匠のアーラーマ先生の卑屈ネタ

ムチリンダ君の脱皮進化ネタ

などが面白かったです。もちろんその他にもいつもどおり細かいギャグも仕込んであります。個人的にはアップル(知恵の実)のPCにイエスが感心するところ、ブッダが「ジーザス......!!」とつぶやくところなんか、笑っちゃいました。

 ということで絵もこなれ、話も安定して、安心して読めるようになった一方で、大きなネタはパターン化しつつあり、この先どれくらい続けられるのだろう?と、余計な心配までしてしまう第7巻でした。