ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

もやしもん(10)

もやしもん(10) (イブニングKC)
 もやしもんの新刊が出ました。なんやかや言いつつ菌とヒトとの物語も、はや10巻目ですか、石川先生おめでとうございます。

『沢木の兄登場!
川浜の兄弟も!!
三度の農大珍道中とは!!!
AMAZON解説より) 』

 今回のAMAZONの解説手抜きでないかい(笑?まあ一応途中まで何処の国にいるのか伏せてあるので、解説を書きにくいのかもしれませんね。というわけで、こちらはネタバレをさせていただきますがご了承ください。

 白ゴスフランス娘マリーを迎えに長谷川遥の財力を駆使して向かったのはアメリカ合衆国。食事は大味でまずい、冷凍食品を解凍する事が家庭料理、ハイカロリーでメタボ王国というイメージの定着した国ですが、さすがに国土は広く、市毎州毎で全く食事の特徴は異なり、美味しいものも結構あるよ、的薀蓄が今回も満載でございます。

 そういう薀蓄が好きな方には今回も十分楽しめますが、ストーリー的にはあっちへ脱線こっちへ脱線、石川先生も申して下りますが、リアル世界で沢木と結城が入学した年に農大へ入学した方は今春卒業しているのに、この展開の遅さは何?という気がしないでもありません。まあ突然の沢木兄の登場、川浜三兄弟(三つ子)勢ぞろい、更には白ゴス黒ゴスご対面~、とファンには十分楽しめるネタ満載ですけどね。

 最後に沢木が「帰ろう、農大が俺らの舞台だ」と宣言しますので、次号は本筋に戻るでしょう。「性別転換編」と予告されてるのが不安ですが(笑。

 さて、本巻で面白かったのは本編もさることながら、おまけにて石川先生がついに

「美里薫のビジュアルは笑い飯の西田をまんまパクった、怒られると思ってなかなか言い出せなかった」

と告白した事。ちなみに日吉酒店の息子はやっぱりケンコバさんだそうです。