馬鹿テク三人組Bozzio/Levin/Stevensの「Situation Dangerous」です。常連のまことさんも絶賛されていた傑作「Black Light Syndrome」が1997年で、てっきりよくあるスーパートリオの一回きりの録音だと思ってました。今回これまた常連さんのTak Saekiさんの日記でこのアルバムの存在を知って早速買ってみました。2000年の発売ですから3年後にもう一度集まっていたんですね。
1. Dangerous
2. Endless
3. Crash
4. Spiral
5. Melt
6. Tragic
7. Tziganne
8. Lost
一曲目「Dangerous」はのっけからハードに突っ走っております。Led Zeppelinの「移民の歌」をメタル・クリムゾン調にアレンジしましたという感じでなかなかよろしい。3曲目の「Crash」も結構ハードですが、今回は交互にメロディアスな曲も挟まれています。このあたり、セッション的でやや一本調子だった一枚目とは違い、ある程度アルバムとしてのまとまりを重視している感じがします。
一番の聴き所はアマゾンのレビューでも複数の方が挙げておられる7曲目の「Tziganne」でしょうか。ボジオの変幻自在なドラムワークとスティーブンスのフラメンコ・ギターが光る曲です。この曲でも4曲目の「Spiral」でもスティーブンスのフラメンコ・ギターは凄いですね。レヴィン先生はまあ大体どの曲でも大体我が道をいく、という感じです(笑。まあ冗談はともかくKCでフリップ先生に鍛えられておりますので、ザッパ先生に鍛えられたボシオとともにその超絶プレイはやっぱ凄いの一言です。
というわけで11年遅れで聴きましたがとても新鮮な一枚でした。