ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

Gratefully Yours; Pure Acoustic 2009 at JCB Hall / 大貫妙子

Gratefully Yours ~PURE ACOUSTIC 2009 at JCB HALL~ [DVD]
  「23 年分の感謝Gratefullyをこめて・・・。」というキャッチフレーズの素晴らしいDVDが発売されました。女性ヴォーカル好きのオーディオファイルにはお馴染みの大貫妙子さんの「Pure Acousutic Concert」ライブです。なんと23年間も続いていたんですねえ、今回弦楽パートのリーダー金子飛鳥さんの渡米に伴い休止となるそうで、その最終ライブの貴重な映像です。

Disc 1 Pure Acoustic 2009
1. Monochrome & Colours 
2. 若き日の望楼 
3. Hiver 
4. snow 
5. 新しいシャツ 
6. あなたを思うと 
7. 夏に恋する女たち 
8. 彼と彼女のソネット 
9. 黒のクレール 
10. 空へ 
11. TANGO 
12. 春の手紙 
13. 四季 
14. 横顔 
15. 風の道 
16. Time To Go 
17. Cavaliere Servente 
18. ベジタブル 
19. 突然の贈りもの(EC) 
20. 懐かしい未来 ~longing future~(EC) 


Disc 2 Naked Songs
1. Beautiful Beautiful Songs/歌が生まれてる 
2. いつも通り 
3. 春の手紙 
4. 静かな約束 
5. 懐かしい未来 ~longing future~

坂本龍一山下達郎らと共に日本のPOPS の歴史を作ってきたシンガー&ソングライター大貫妙子。そのアコースティック・コンサートを初めて映像化しました。

1987年に大貫は、ポップス系アーティストとして初めて、それまでクラシック専用だったサントリーホール(六本木)で公演を行いました。それが第1 回目の「PURE ACOUSTIC CONCERT」。ポップス・シンガーが弦のカルテットを含む編成で行うライブ・スタイルが、ここからはじまったと言っても過言ではありません。以降23年間、ほぼ毎年続けてきたPURE ACOUSTIC も今回で一旦お休み。このメンバーでは最後のコンサートとなった貴重なラスト・ライブの模様を、1 曲も欠くことなく完全収録。CM などで活躍中の前田良輔が監督、大西公平を撮影監督に起用し、例のない高い質感のライブ映像が完成。コンサートとインタビューが織りなす、「大貫妙子という名の1 本の映画」のような作品です。特典映像ではア・カペラも披露。 (AMAZON解説より)』

 「Disc 1 Pure Acoustic 2009」ではライブはモノクローム、その間のインタビューをカラーで撮っています。何故白黒?という気もしますが、「永遠の少女」としてのター坊を撮るには良い方法かもしれません。
 長年一緒に演奏を続けてきた弦楽の金子飛鳥グループやピアノのフェビアン・レザ・パネ等との呼吸もぴったりあって素晴らしいライブとなっております。ファンにはどの曲も聴き馴染みのあるものばかりで安心して聴けますし、初めて聴いた方はこんなに心に浸透してくる素晴らしいボーカリストがいたのかと感動を与えることと思います。個人的には去年坂本龍一コンサートにゲスト出演したター坊が歌った11,15,19,20あたりを懐かしく思い出していました。

 「Disc 2 Naked Songs」は彼女がいろんな風景をバックにアカペラで歌うシーンの間にインタビューをはさむ構成。ファンにはうれしいボーナス・ディスクと言えましょう。特に磯辺と砂浜で歌う1と5において潮騒がBGMになっており、とても良い雰囲気でした。

 ファンにはマストアイテム、ファンならずとも女性ボーカルがお好きな方にはお勧めのDVDです。是非どうぞ。