ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

ND-S1の直流安定化電源

Dcpw1
(左:Onkyo ND-S1、右:本日のコーヒー様仕様DC安定化電源)
 先日購入したiPodからのデジタル伝送ツール、ONKYOND-S1ですが、その音の良さ故にRoksanのXerxes20(Turntable)、Accuphse DP-85(SACD/CD Player)と並んで我が家の送り出し機器の3本柱の一角を占めるまでになりました。前二者の価格を考えると信じられないような事態ですが(笑、唯一の不満は他の通常PC家電並みにしょぼいACアダプターです。その為かオフ会レベルの音量ではさすがにCDPと張り合うのは苦しくなります。
 では、そこを強化すれば音はどう変わるか?それを確かめるには直流安定化電源を作るのが一番ですが、私にはそんな技量はありません。そこで、本日のコーヒー様のご好意により自作の安定化電源をお貸しいただき、ここ2週間ほど試聴させていただきました。

Dcpowerplant2 ND-S1は5V/1Aですのでそれに合わせて調節していただき、おまけに素晴らしい自作ケーブルまでつけていただきました。冒頭写真でND-S1と並べると分かるように本体は結構大きく、中身では大きいトランスが目を惹きます。これはプライトロンのトランスで話題の出川式第二電源だそうです。仕上げの美しいACケーブルはDivasの切り売りケーブルにマリンコのプラグをつけたものだそうです。拙宅の幾つかのケーブルと比較しましたが、帯域バランスの自然さと中高域の伸びやかさが印象的でした。

 先ずは音出しして問題の無い事を確認。いつもと変わり無い音が出ました。それからシャッフルで3~4時間鳴らし続けてコンデンサーに十分電気が溜まったころを見計らって試聴開始。リファレンスはAIFFで取り込んだFourplayとAnne Sophie von Otter。。。凄い。かなりの音量でもND-S1の特徴であるクリアで情報量の多い音はそのままに、より上質で滑らかなになる感じです。決して誇張ではなくDP-85で聴くCDの音に遜色無く、多分ブラインドテストをしても分からないと思います(DACが共通ですから余計にですが)。

 とはいえ、これからはiTunes storeからのダウンロードが増える事確実。と言うわけでシバジュンやら鬼ちゃんやらのAACソースもチェック。確かに大音量時に僅かにがさつにはなりますが、音の立体感や重量感はなかなかのもの、それに電源供給能力が違うのでしょう、全ての音に余裕を感じます。C-290Vのボリューブノブは通常は9時くらいまで、オフ会レベルではプリの10時あたりですが、11時頃まで一度上げてみましたが破綻しませんでした。

 敢えて問題点を挙げるとすればコストでしょう。製作するにはND-S1の倍くらいの費用がかかるそうです。オーディオファイルなら電源の大事さは十分承知していますが、普通の人が聞いたら驚くでしょうね。それにあくまでもメインラインが別にあって、こちらは流し聴きするくらいのシステムだと割り切っている人には付属のACアダプタでも先日レビューしたようにハイC/Pの音は出ますのでそれで十分だと思います。

 何はともあれ貴重な経験をさせていただきました。本日のコーヒー様、ありがとうございました。

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