ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

ONKYO ND-S1(B)

Nds12
  iPodからのデジタル伝送が可能なトランスポートOnkyo ND-S1(B)です。今まではDENONASD-1Rからアナログ出力してDG-38のアナログ入力に入れて聴いていました。iPodからの直接のデジタル出力にはライセンスが必要でWadiaから出ているのは私も気になってはいましたが、デザインがイマイチだったのと、日本企業が出せば半分くらいの値段になるだろうと思って待っていました。そしてついにONKYOから発売される事になり、オンラインショップで予約開始の日にオンライン限定黒バージョンを狙って、開始一分前から更新押しまくって無事予約できました。でもって、さすが日本企業、ちゃんと予定日に到着しました。

Nds1dp85  AccuphaseのDP-85と比べると大きさと薄さがお分かりになると思います。第一印象は、、、軽い(笑。筐体はプラでしょうかね、でも仕上げはさすが日本企業、綺麗にまとめてあります。とりあえデジタルケーブルは三菱電線のCX-1を用いてDG-38とデジタル接続。考えてみりゃデジケとほぼ同じ値段ですな(笑。というわけで、システムとしては

ND-S1 → Accuphase DG-38 → C-290V → P-7000 → Dynaudio Sapphire

となります。電源ケーブルは付属品で、これはしょぼいです。

Nds1andipod  早速CDと聴き比べをしてみました。先ずはCD→ITunesiPodで入れておいた「Fourplay」と「Anne Sophie von Otter Meets Elvis Costello」で聴き比べてみました。ちなみにiTunesでは最も圧縮率の低いAppleロスレスで入れておきました。一聴して分かるのはノイズフロアの低さで、とてもクリアな音です。通常音量ではCDと殆ど差は感じられません。多分ブラインドテストしても識別は無理。
 でもオフ会レベルに音量を上げていくと、さすがに低音の質感、音像定位、音数などにある程度差は出てきます。おそらくは筐体と電源の違いでしょうね。やっぱりオーディオは重さと値段(笑。
 でもその「値段」からすると決して悪くはありませんし、今までのアナログ入力に比べると先程も述べたようにS/N比、fレンジ,音数や倍音の豊かさ等が向上して、オーディオファイルが聴くに耐える音になっているとは思います。オッターの歌声などは透明感に溢れていてCDより少し線の細い分だけ、場合によっては魅力的だったりもします。

 とは言え、Appleロスレスはメモリーを喰い過ぎます。現実には私は通常殆どAAC(128kbps)で入れています。iTunes Storeで購入する場合もこれがデフォルトです。
 というわけで次いで最近DLした鬼束ちひろの「陽炎」と平原綾香の「my Classics!」を聴いてみました。さすがに若干ナローレンジで高音の抜けが少し悪かったり、音の粗さを感じたりはしますが、それでも大きな不満のあるレベルではありません。

 それ以後シャッフルで色々な音楽を聴いていましたが、宇多田ヒカルPerfumeなどで多用される打ちこみの低音のボトムの深さは結構腹に応えますし、エヴァ・キャシディのアコギの胴鳴りやハーモニクスの美しさもなかなかのものでした。全体に音場の広さも満足できるものです。

Back  回転系や(多分)トランスを持たず、筐体が軽いという構造を考えると、セッティングにあまり気を使う必要はなさそうです。まあそのうちちょこちょことやってみるかもしれませんが(^_^;)。
 なお、iPodの直接接続だけでなくUSB端子もついていますのでPCオーディオへの応用や、iTunesIpodとのシンクロも出来ます。また電源を強化すれば更に音質改善があるかもしれません。
 当然DAC以降の機器のグレードにより音質は左右されますが、送り出し機器としてiPod(Classic160GBで24800円)+ND-S1(15000円)で4万円くらいという値段と使い易さでこの音は、今までの私のオーディオ感覚からいうと驚異的です。私はまだまだPCオーディオには暗いですし、LP、CD、SACDも聴き続けるだろうとは思いますが、今後はROCK/POP、J-POP系を中心にiTunes storeからのDLが増えていくのは間違いないと思います。

お気に召せばポチッとお願いしいますm(__)m

にほんブログ村 PC家電ブログ ピュアオーディオへ
にほんブログ村