もう一丁コミックスネタを。今回は拙ブログ・レギュラーコミックに戻りまして、のだめカンタービレ・第22巻です。第21巻のレビューでのだめももうそろそろ終わりかなと書きましたが、見事予想は外れまして、まだまだ続くようです。ちなみに今回の表紙は再び楽器路線が復活し、のだめがシンバルを叩いております。
『 「楽園か奈落か。のだめ、運命の舞台へ!」
Ruiと千秋のコンチェルトに衝撃を受けたのだめ。絶望の淵で差し出されたシュトレーゼマンの手を取るがー。運命に導かれるかのようにデビューを飾ったのだめを待っているものは!?そして、のだめを見守るしかない千秋の胸に去来する思いは・・・・・・。
(帯より)』
というわけで今回の主役はようやくというか、ついにというか、のだめです。ミルヒー(シュトレーゼマン)の4年越しの深謀遠慮(笑)により、ついにロンドン公演でデビューします。これが本巻のハイライト。曲はもう直球ど真ん中勝負で
いや~べたですな。リハーサルでオケ団員をうならせ、ミルヒーに遠慮会釈なく注文を出し続けるのだめ。このあたりは今までのミルヒーとの付き合いの長さの強み(苦笑。そして本番では、第一楽章のピアノの入りを思いっきり遅く始めてオケ団員を戸惑わせるのだめ。マネージャーのエリーゼに
「なに、今の ”あんたならどーにかできんでしょ”的態度 あの小娘、うちの巨匠をつかまえて 」
と言わせるのだめ。そして千秋には
「やっぱりのだめはのだめだ 飛んだりはねたり それでも前みたいにはちゃめちゃじゃない ちゃんと破綻しないようわかってやってる そして一音一音の美しさ こいつの音楽の強さがあっという間に人を引き込んでいく」
と言わしめるのだめ。そして終了後の控え室でミルヒーに
「づがれだ~ ひ・・・ぃぃ 死ぬかと思ったぁ ひどいよぉ のだめちゃん この歳でこんな目にあわされるなんて・・・・・・ 生きててよかった・・・・・・」
と独り言ちさせるのだめ。オケとの共演は初めてにもかかわらず、これだけの事ができたのはずっと千秋に寄り添ってオケを見てきた経験があるからだ、とミルヒーは解説しております。
と、ここまではよかったのですがこの後がだるい(苦笑。千秋との面会を拒否したのだめはその後失踪し放浪の旅に出ます。一方の千秋はひたすらイジイジしております。立ち直るにはどうも犬猿の仲の親父が出てくるしかなさそうな気配で本巻を終わります。。。まだ続くんかよ(^_^;)。さっさとお互い独り立ちするかくっつくかしろよ~と思いつつ、やっぱり次巻も買うんだろうな~。
で、ショパンのピアノ一番でゆっくりといえばやっぱりこの人でしょうか?