ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

Exposed / Mike Oldfield

Mikeoldfield
 某所で「Tubular Bells」の凄いスタジオセッションを見かけたもので、休日にMike Oldfieldのアルバムを虫干しがてら引っ張り出してみたら、9枚ありました。
 写真上段左より「Tubulara Bells」「Ommadawn」「Discovery」、
中段左より「Crises」「Platinum」「Incantations」、
下段左より「Five Miles Out」「Hargest Ridge」「Exposed」
です。全然発表順に並んで無い、ちゃんと整理しとけよ(^_^;)。

 2300回のダビングと4回のカッティングを経て生まれたと言う伝説の「Tubular Bells」は私の知る限り「II」「III」「2003」も含めると7回くらいレコーディングされているはずですが、とりあえずこの中でオリジナル以外の唯一の録音、ライブの「Exposed」を聴いてみました。

VIP-9909
Side-A: Incantations Part I And II
Side-B: Incantations Part III And IV

VIP-9910
Side-A: Tubular Bells Part I
Side-B: 1: Tubular Bells Part II
           2: Guilty

 アルバム「Incantations(呪文)」の発表後、1979年3~5月に行われた6年振りの大規模なツアーで、総勢80名というロック史上に類を見ない大編成の公演でした。スペイン、ドイツ、ベルギー、オランダ、デンマーク、そして最後に英国と回る長期に渡るツアーでしたが、どこで録音されたかはクレジットがありません。マイクと言えば元祖ヒッキー(笑、というイメージがありましたから、当時この長期ツアーは驚きでしたね。

 呪文の方はやはり随分力が入ってますが、今聴くと意外に軽い気がします。Tubular Bellsの方は更に明るくてロックっぽい乗りになっています、マイクってこんなに明るかったっけ?て感じです。Guiltyに至ってはディスコサウンドですからね(笑。

 調べてみたらDVDも出ているようですが、この録音と同じものかどうかは分かりません。何はともあれ、Pink Floydの「The Wall」とともに、70年代英国プログレの一つの帰結がこのアルバムに集約されていると思いますね。