ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

リック・ライト氏を悼む

Wet Dream
 ピンク・フロイドリック・ライト氏が9月15日癌で死去されたとのことです。

『訃報:リチャード・ライトさん65歳=英のミュージシャン

 リチャード・ライトさん65歳(英国のロックミュージシャン)英PA通信などによると、15日、がんのため英国内の自宅で死去。1943年、ロンドン生まれ。プログレッシブロックの人気バンド「ピンク・フロイド」の創設メンバーで、キーボードと一部ボーカルを担当。代表作の「原子心母」(70年)や「狂気」(73年)などのアルバム制作にかかわった。(毎日jpより)』

 リチャード・ライトと書いてあるニュースが殆どですが、我々の世代にはリック・ライトの方がはるかに親しみがある呼び方です。ピンク・フロイドと言えば初期はシド・バレット、黄金期はロジャー・ウォーターズ、分裂後はデヴィッド・ギルモアがイニシアチブをとっていましたが、常にPFサウンドを下支えしていたのがリックのキーボード&スタジオワークだったと思います。ニュースにもありますように、「Atom Heart Mother」のA面は彼なくしては不可能だったでしょうし、プログレ史上最高のベストセラーアルバム「The Dark Side Of The Moon」では、「The Great Gig In The Sky」がリック畢生の傑作でしょう。

 PFのアルバムはもちろんLPで殆ど持ってますし、ソロの「ウェット・ドリーム」も良く聴きました。最近ではデイブ・ギルモアの「On An Island」に参加しておられたので、まさか、という感じです。 2005年のライブ8で一度だけピンク・フロイドが再結成されましたが、もう完全に不可能になってしまいました。

 残念です。心よりご冥福をお祈りします。