ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

讃岐伊予日記(2) 名所編

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道後温泉本館正面)
 さて、讃岐伊予日記2回目は王道に戻りまして「名所編」をお送りします。今回は琴平と松山市を訪れたわけですが、何と言っても名所ナンバー1は道後温泉本館でしょう。夏目漱石正岡子規がよく利用し、「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルにもなった温泉です。

Dougohonkan3 複雑な屋根構成の上に聳え立つ振鷺閣(しんろかく、左写真)には赤いギヤマンガラスがはめ込まれ、頂上には真鍮製の鷺が立っています。中は昔ながらの銭湯の雰囲気でしたが、OTさんによりますと

ミシュラン世界一古い温泉に認定された」

そうで、そのせいか、外人観光客も湯船に浸かっておられました。

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Dougokouentenboudai_2 道後温泉の傍にある正岡子規記念館正岡子規に思いを馳せた後、傍の道後公園(湯築城跡)を訪れました。
 桜の季節は過ぎておりましたがツツジなどが綺麗に咲いていました。展望台まで登ると松山市内や道後温泉街が一望できます。何とか工夫してパノラマ写真を撮ってみました。写真左手の山の上に松山城、右端の方に道後温泉が少し見えています。

Matsuyamajou2_3  その松山城です。日本100名城の一つにあげられている美しいお城で、街中の山上にあります。面白いことにロープウェイとリフトが併設されており、どちらを選ぶこともできます。リフトで上がると気持ちよかったですが、椎の木のにおいが猛烈に立ち込めていました。左はリフトを上がった先の広場で撮った写真。OTさんへのサービスで家内を入れてみました(笑。

Matsuyamabrs2_2  市電大街道駅近く、松山城付近の街中に、司馬遼太郎先生の名作「坂の上の雲」で有名な秋山兄弟生誕地と言う史跡がありました。史跡にしてはいやに立派な建物でしたが、なんでも近く「坂の上の雲」がNHK大河ドラマになるそうで、子孫の証言を元に最近建てられたばかりだそうです。大河ドラマには興味の無い私ですが、どういう配役になるのか興味が湧いて調べてみました。兄弟には阿部寛本木雅弘、子規に香川照之、子規の妹に菅野美穂、うん、これは悪くないですね。 久しぶりに見てみようかと思いました。

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 さて、所を変えて讃岐は琴平にある金刀比羅宮です。琴平町象頭山中腹に位置し、「金比羅(こんぴら)さん」として親しまれており、長い長い石段が有名です。上の写真は石段785段を登った所にある御本宮です。ここで海抜251メートルあります。提灯の「金」の字が特徴的ですが、これは「人」が「長く」「平和」にという意味をこめて「人」「長」「平」を組み合わせて「金」の字に似せている そうです。

Maltsmermaid  御祭神は大物主神崇徳天皇です。古くから海の守護神として有名で、左写真のように堀江謙一さんが太平洋を横断したMalt's Mermaid号が奉納してあったり、参拝客の中に明らかに船員風の方がおられたり、巨大なスクリューが飾ってあったりしました。

 どういうわけか若いカップルも多かったですね。どういうわけかしょっちゅう写真を撮ってくれるように頼まれましたが、家に帰って娘が買ってきた本を読むとB型の特徴らしいです(笑。

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 御高齢の方のツアーなどはたいていここで終わりですが、実は金刀比羅宮の石段はここで終わりではありません。1368段の石段を登りきると巌魂神社(奥社)に着きます。ここで海抜420メートル、普段から病気だ病気だと言ってる割には楽勝でした。家内からもっとゆっくり歩けと何回も頼まれましたが「足が速い」のもB型の特徴らしいです。

 奥社の右側は琴平町が一望できるすばらしい景観です。一方左側の斜面は岩肌が露出しており、威徳巌と呼ばれています。その岩肌には烏天狗と天狗の石面が貼り付けられていました。

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