ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

ラグビーワールドカップ2007 プレミアムBOX

ラグビーワールドカップ2007 プレミアムBOX(2枚組)
 珍しくラグビーネタ連発です。待ちに待ったDVDが来ました、去年のラグビーW杯の総集編ボックス・セットです。

 もちろん全ての試合の結果は知っているわけですが、それでもまたあの季節の興奮が蘇ってきます。結果は知っていても見ていなかったシーンも沢山ありましたし。中でも個人的に一番気になっていたのは、エリス杯への最短距離にいるといわれていたNZL・オールブラックスが敗退に至る決定的なシーン、準々決勝対フランス戦疑惑の判定に注目。フランスが後半勝ち越したトライに至るパスなんですが、、、

あれは完全にスローフォワードじゃん(ToT)!!!

オールブラックスは負けずしてフランスを去りましたね、あの夜選手たちが荒れたのも良く分かりますよ、ウンウン。とは言え、確かにオールブラックスのディフェンスは結構雑だったですね、まあ予選プール5試合で300点も取りゃあ、怪我したくなくて雑にもなるでしょうけど。

 一方の南アフリカスプリングボクスは鉄壁のディフェンスで優勝したと言えます。決勝レベルになるとオフェンスよりディフェンスが優れたチームが勝つと言うのがプロの目でしたが結果的にはその通りでした。

 さて、このDVDを見た限りでの予選プールのベストゲームは、日本と同じ組だったフィジーウェールズだと思います。凄い試合だったんですねえ。
 個人的には、勝負に意味のあるトライと言う点でデラサウ(フィジー)とシェーン・ウィリアムス(ウェールズ)のこの試合でのトライが予選ベストトライだと思います。決勝トーナメントでのベストゲームは準決勝南ア対アルゼンチン戦、トーナメント戦ベストトライも同試合でのブライアン・ハバナの2トライでしょう。

 日本の遠藤ウェールズ戦でのトライと、アメリカのングウェニアハバナを抜き去ったトライが大会トライ・ベスト2及び1位に選ばれていて嬉しい限りですけど、いかんせん勝負には何の関係もなかったですからねえ(嘆息。

 ウィルキンソン(イングランド)、エルナンデスコンテポーミ(アルゼンチン)、モンゴメリー(南ア)、ボクシス(仏)等のキックも素晴らしいのは認めますが、やはり防御合戦、PG合戦での勝負は面白みに欠けます。その意味で今注目されているのがスーパー14で用いられているELVと言う新ルールですね。大きな特徴の一つがPGを減らしFKを増やしている点で、これが定着するか否かが3年後のW杯に影響を与える可能性は大きいでしょう。定着すれば次回の地元オールブラックスにとっては明らかに有利になると思いますが、とにかく楽しいラグビーが見たいです。