ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

鄧家荘@神戸市北区

Sanramen
 ちょっとハードな記事が続きましたので、ここらで一休み。はむちぃ君も疲れたと言って寝室に戻ってしまいましたので、久々にゆうけい一人でグルメネタです。皆様ご存知のとおり神戸と言えば星の数ほど中華料理店はあるのですが、知る人ぞ知る隠れ家的香港広東料理店「鄧家荘」に出かけてきました。

Toukasou 神戸市北区、すなわち六甲山の裏手の住宅街にある瀟洒な佇まいのお店です。シェフは香港から来られ、新神戸オリエンタルホテルの中華レストラン「桂林」でシェフをされた後ここで開店されました。当然ながら香港広東料理がご専門ですが薬膳も売り物の一つです。
 で、一言でいうとここのお店は本当に美味しいです。ご主人が日本人の好みを良くご存知で日本人の舌に合うあっさりとした味つけをしてくださっている上に、素材も厳選しておられます。私も神戸、香港、シンガポールなどで色々な中華料理を食べてきましたが、ここの干し貝柱入り白粥ほど美味しい粥は食べたことがありません。

Sanratan と言ったら白粥の写真を出せよ、と言われそうですがすみません、今回は別の目的で行きました。実は店を切り盛りされている奥様とうちの家内が知り合いなのですが、先日裏メニューを食べさせてもらってとても美味しかったということで、私も食べさせてもらおうとランチの時間に出かけてきました。
 それがこの写真 酸辣湯麺(さんらーたんめん)です。なんだどこにでもあるじゃんと言われればそれまでなのですが、本来はスープなので本メニューには酸辣湯しかなく、それに麺を入れてもらったのがこの裏メニューと言うわけです。
 待つことしばし、写真の如く溢れそうなほどに盛られ湯気をあげて出てきました(^O^)。ラー油とお酢で味を調えたあんかけ麺と言ったところですが、イカ、エビ、金華ハム、エノキ、モヤシ、豆腐など豊富な具材の入った餡で麺が見えません!また、緑のエンドウの鞘みたいなのが見えますが、これは珍しい具材で「百合の蕾」だそうです。薫り高く歯応えも良く美味でした。
 麺を少しずつ掘り起こしすくい上げて餡と混ぜて食べますが、ラー油の辛味を酢が程よく押さえており、とても美味しかったです。本メニューにしないのがMOTTAINAI!食べ終わった後も体がしばらくホカホカしていました。

Dessert ここの名物の一つがデザート。左の鯉の形をしているのがマンゴ・プリン、右が杏仁豆腐で、どちらも濃厚な味です。他にもタピオカ入りココナッツミルクなど色々ありますがどれも人気です。
 と言うわけで知る人ぞ知る店とは言いつつ、やっぱりいつも混みあっておりますので、ディナーは予約しておいた方が確実です。ちなみにコース料理は安い方から二番目の5000円位ので十分美味しいです。お土産に珍しい干しマンゴなども売ってますので試してみられてはいかがでしょうか。