ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

R-1グランプリ2008寸評

 恒例のR-1ぐらんぷり2008決勝が17日に行われました。もうネットでも活字でも結果が発表されてますので、ここで公表してもいいでしょう、なだき武二年連続優勝おめでとうございます。去年はディラン・マッケイ、今年は地のなだぎで優勝と実力が本物であることを証明しましたね。
 さて拙宅では家内と10点満点で点数をつけながら見ていました。その結果と実際の結果を比べつつ寸評してみましょう。

            私   家内                 実点数
COWCOW山田よし 3    1   4点(8位)   447点(8位)
世界のナベアツ   7    5   12点(4位)   469点(3位)
中山功太       7    7   14点(3位)    459点(4位)
なだぎ武        8    8   16点(2位)    474点(1位)
鳥居みゆき       2    4    6点(7位)    451点(5位)
あべこうじ       5    2    7点(6位)   454点(6位)
芋洗坂係長      9    9   18点(1位)   472点(2位)
土肥ポン太       5    5   10点(5位)  449点(7位)

COWCOW山田よし: よくこれで決勝に残ったなと言う紙芝居芸。本当の芸人なら「北の国から」を知らない人でさえも笑わせないといけないと思うのですが、私たち夫婦は全く笑えませんでした。

世界のナベアツ; 過去に類例が無く好き嫌いが極端に分かれる芸だと思いますが、落ち着いてちゃんと芸をこなしているところに地力を感じますし、既にTVに露出機会が多く手の内が知られているにもかかわらず、客を引き込んだ力量は認めないといけないでしょう、個人的には悪くないと思いました。

中山功太: 個人的には彼を前から応援しているんですが、こういう場で他を圧倒すると言うのは難しいですね。今回のネタは良かったと思います。

なだぎ武: 決勝進出者を見て一番に思ったのはこの中になだぎがいてはいかんだろうと言うことでした。ディランをやらなくても彼と他の七人では実力が違いすぎます。高校野球に日ハムのダルビッシュが戻ってきて投げているような気がしました。今回の文化祭ネタは既に何度か見ているので我が家の採点では2位に甘んじましたが(笑、まあ優勝は当然でしょうね。

鳥居みゆき: 実は期待してたんですが、やっぱり駄目でしたね。完全にあがってしまっていて芸が上滑りしていたのが目についてしまい低い採点になりました。密室芸人と言われていますが、こういう場でもちゃんと芸をこなしてこそ評価の対象になると思います。そういう意味で、世界のナベアツと違ってまだ地力が足りないなと思いました。

あべこうじ: この人も常連になってきてしゃべりは達者なんですが、強力なつかみに欠けるのでこの成績も仕方ないかなと思います。

芋洗坂係長: 今回一番インパクトがありました。先程なだぎをダルビッシュに例えましたが、高校野球にも中田翔がいましたね(^_^;)。あのメタボ体型でいきなりBoAの振り付けで度肝を抜くあたりは見事。究極の宴会芸といってしまえばそれまでですが、会場を巻き込んだ分なだぎに勝ったと思いましたが、惜しくも金星を逃しました。彼にはこれからも挑戦し続けてもらいたい、心筋梗塞脳卒中には十分気をつけてください(笑。

土肥ポン太: 関西では野菜王子(八百屋と二足の鞋をはいています)としてそれなりのポジションを獲得はしているのですが、こういう場で勝負できる芸の力は残念ながらないですね。くじ運の悪さを気の毒がられてましたが、まあそれじゃいつまで経っても優勝できんでしょう。

 以上、芋洗坂係長を全国区にしたことで今回のグランプリの意義はあったんではないでしょうか。