久々のジャズネタです。神戸三宮のタワレコには澤野工房のコーナーがあるんですが、先日そこで試聴して買ってみました。関西出身の世界的ベーシスト、小曽根真トリオでも有名な北川潔さんの新譜です。
Kiyoshi Kitagawa(bass)
Danny Grissett(piano)
Brian Blade(drums)
1. KG
2. Short Story
3. Ciao, Ciao
4. Another Prayer
5. Tomorrow
6. Innocent Mistake
7. I'm Still Here
正直言って小曽根真トリオでしか知らなかったんですが、こちらでは思う存分弾きたおしてますね。久しぶりにコアなアコースティック・ジャズ・トリオの演奏を聞いたな、という充実感があります。
北川さんの演奏はロン・カーターのタッチに似てるなあと思いましたが、解説(例によって小さな紙切れ一枚です)を読むとやはり一番影響されているベーシストだそうです。詳細な解説は北川さん自身のブログをどうぞ。
個人的にはダニー・グリセットというピアニストが凄いなあと思いました。凄いだけじゃ分からんだろ、と怒られそうですが、そうとしか言いようが無い(^_^;)。一曲目のKGとは北川さんの良きパートナーケニー・バロン翁のことですが、彼のようないぶし銀の演奏ではなく、もっと若々しく華やかな雰囲気を感じます。テクニックも抜群で、ハード・バップのスピリットを持ちつつハービー・ハンコックのようなフレージングができる人ですね。久々にワクワクさせてくれるピアニストが現れたようで嬉しい限りです。
もちろん気心の知れたブライアン・ブレイドのサポートは磐石。このトリオで去年公演したそうなんですが、惜しくも聞き逃してしまいました。澤野さんまた呼んでください!