ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

XERXES20が来た

Xerxes20
 昨日待望のターンテーブルXerxes20が届きました。当初はラックの色に合わせてローズウッドを頼んでいたのですが、どういうわけかピアノメープルに落ち着きました。このへん向こうはおおらかと言うかいい加減と言うか、まあザクシーズの王道カラーですからOKです(笑。

Base 朝からルーツサウンドのマスターが納入に来られ、セッティングしていただきました。シャーシは3枚のボードによる3層アイソレーション構造になっており振動をうまく吸収できるようになっています。黒い部分がサブシャーシでアームとプラッターを取り付けます。確かにどこを触ってもゆらゆらと動きます。足はゴム製3点支持です。完成後ハウリングを調べてみましたが、確かに前のターンテーブルより少ないです。

Spindle_2 スピンドルにオイルを注入し、インナープラッターを静かに沈めていきます。落ちきるまでに結構時間がかかります。工作精度が高い証拠の現象と噂には聞いていましたが、確かにじわじわ沈んでいく様は見ていて惚れ惚れします。その間にアームのTabriz-ZIを取り付けます。アームの取り付けは初めて見ましたが、さすがマスターは手馴れたものでサクサク作業は進んでいきます。

Platter_2 インナープラッターが沈みきったらゴムベルトをかけ、アウタープラッターをかぶせます。電源のXPS7はそばに置くとハムノイズの原因になるとのことで、ラック中段に置きました。カートリッジは今までどおりライラのヘリコンで、ケーブルはもちろんロクサン純正。フォノイコも今までどおりアキュフェーズのAD-290を使用します。電源を入れるとターンテーブルが静かに回り始めました。当たり前ですがちょっと感動しました(^_^;)。

Twinturntable_2 セッティング完了。ラック中段の左右の狭間にXPS7が見えております。良い所が空いてたなあ(笑。上段左は元のターンテーブルで、完全に逝ってしまうまではモノラル専用に使用する予定です。めでたくこれでAD-290の2系統フル使用となりました。まあ、逝ってしまってもLPのクリーニング台に使えるし(貧乏性。

 さて冗談はともかく、いよいよ音出しです。色々とアドバイスをいただいたtaoさんから最初はぎすぎすした音がするとうかがっていたのであまり期待はしてなかったのですが、恐れていたほどではないので一安心。確かにまだきついところやほぐれていないところがありますが、とにもかくにも前のターンテーブルとレベルが違うことくらいは分かりました(笑。

 アイソレーションが徹底されているせいか、ヴェールを一枚剥がしたようなクリアな音場です。そしてストレートアームの特徴でしょうか、とても溌剌としていて音が立っている感じがします。キャメルの「スノーグース」、「Led Zeppelin I」、ジョニ・ミッチェルの「Shadows and Light」などはジーンと来ました(*^_^*)。エージング期間の予想をマスターにお訊きしたら、1週間くらいじゃないかな、という事でしたのでこれからが楽しみです。