ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

紅ガニ

Benigani
はむちぃ: おおっ、これはこれは、見事な冬の幸でございますね。
ゆうけい: おおっ、これはこれは、はむちぃ君じゃぁ(溜めに溜めて)、あっ、あ~りませんか!(チャーリー浜風)、君のお友達カニッチの宿、香住のけやき荘から届いた紅ガニですよん。
は: おおっ、カニッチ君、お懐かしゅうございます。では、義弟様が獲ってこられたので?
ゆ: 「とって」きたといえばとってきたんだけどね(^_^;)。漁船の篭上げを手伝いに行って分けていただいたのを送ってくれたそうです、ありがたやありがたや。

は: これはふつうのズワイガニとは少し違うようでございますね。
ゆ: お腹まで赤いのでズワイガニと言います。地元では紅ガニと言ってます。また、香住しか良質な紅ガニを水揚げしないので香住ガニと言ったりもします。ズワイガニはボイルする前は甲羅側が紫がかった茶色、そしてお腹側が白いんですが、紅ガニははじめから全体が紅色です。生息場所もズワイガニよりもっと深いところなので漁の方法も違うんですよ。

は: お味のほうはいかがでございます?
ゆ: 美味しいですよ~、ズワイと殆ど遜色無いですし、より甘い感じがしますね。
は: 民宿でお出しになるんですか?
ゆ: いやいや、やはりこの辺の売りは松葉ズワイガニのオス)ですから、民宿料理には殆ど出ません。獲れる量が多くて締めガニとしてしか漁港へ持ち帰れないので刺身にもできないしね。でも安いし身やミソの美味しさも変わらないので、お土産屋さんなどでお見かけになったら買われるといいですよ。というか、皆さん知らないうちに結構紅ガニ食べてるんですよ。
は: と申しますと?
ゆ: 駅弁や地方特産フェアのカニちらし寿司とか、カニクリームコロッケなんかに使われてて「本物のズワイ使用!」と宣伝してるのは多くはこの紅ガニなんです。
は: なるほど、安くつきますし、身にしてしまえば分かりませんもんね。
ゆ: もちろんズワイと思って食べていただいても何ら問題は無いんですが、こういうカニもあるんだと言うことも知っておいて損は無いと思います。

は: チラシ寿司によく使われるタラバ(鱈場)ガニも同じ種類なんでございますか?
ゆ: ちっちっち~、はむちぃ君、そうは問屋が卸しませんがな(^。^)
は: 問屋は卸すのが商売でございます(ーー;)
ゆ: またまた~、そんな小学生みたいなツッコミはごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ~(^^♪
は: 末成由美さんですかあんたは(;一_一)、で、どうなんでございます?
ゆ: 実はね、タラバガニはヤドカリの仲間なのだ~!
は: ひえ~、また何ということをぬかしてけつかるんでございますか?
ゆ: 末成由美で返されたところで本日は終了~でございます、冬の幸頂きまっす!