ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

ラグビー日本選手権決勝

 ラグビーの今シーズンが終了しました。東芝ブレイブルーパス優勝おめでとうございます。そして薫田朽木両監督本当に長い間ご苦労様でした。

第44回ラグビー日本選手権決勝
(東京・秩父宮ラグビー場

東芝 19 - 10 トヨタ

(前半 12 - 3 )
(後半  7 - 7 )

 前半は明らかな東芝ペースでやはり王者の貫禄を見せつけました。攻め込まれても22Mラインからの防御が鉄壁でした。そして攻守の切り替え早く敵陣へ攻め込むと、2、3次攻撃で敵のディフェンスの数をそぎ落としてトライにつなげる、という東芝得意のパターンで2トライをあげました。
 トヨタの防御もしっかり頑張っていたのですが、クラウドオトといった当たりに強いバックスがタックルされながらも確実なパスを回すので対応し切れませんでした。一方の攻撃では何とか屈強のウィング遠藤君を上手く使おうとキャプテン麻田を中心として上手くバックスへ展開するものの東芝の巧みなディフェンスにどうしてもラインが流れてしまいタッチラインを割ってしまいます。この辺東芝は本当に上手いですし、相手のモールを上手く分断する術もしっかり心得ていましたね。

 後半は一転してトヨタのペースになります。FB正面君のライン参加が上手く機能し始めて陣地を進めて上手くトライにつなげました。そして12-10とPG一本で逆転できるスコア差でずっと試合が推移して本当に手に汗握る好試合となったのですが、最後の最後にオトの強さと立川の巧さ速さにやられ万事休すでした。トヨタとしてはペースを握った矢先のWTB「日本のカーワン」遠藤君の負傷退場が痛かったですね。もう少し先まで彼が出ていれば良いタイミングでインパクトプレーヤーのセコベ・レアウェレを出せたと思うのですが、40分になってからではいかんせん遅すぎました。

 残念だったのはラフプレーが多かったこと。失礼ながら両チームともそういう印象のあるチームですが、やはり目立ちました。立川君も相変わらず熱しやすいし、セコベもあれだけ短時間しか出ていないのにTVであれだけ目立っちゃいけませんね。

 個人的には今日のMVPはオト、殊勲賞を立川、敢闘賞は麻田遠藤にあげたいと思いました。そして選手権全体としてのMVPは廣瀬俊朗かな、と思います。来季も彼らの活躍、そして手前味噌ですが我が神鋼の健闘を願って止みません。

 最後に再度東芝薫田トヨタ朽木両監督にファンとしてお礼を申し上げ、そして今シーズンを盛り上げてくださり、マスコミへのラグビートップリーグの露出頻度を高めていただいたサントリー清宮監督に感謝します。さあ、いよいよカーワンジャパンの番ですね、W杯予選リーグは順当に行けば全敗でしょうけど、是非サプライズを期待しています!