ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

拙宅&hide。さん宅オフ

Thiel
(hide。さん宅、Thiel CS7 and eAR1001)
 今日は遠路はるばる拙宅までOTさんにご訪問頂き、楽しい時間を過ごさせていただきました。また、それに引き続きTeam Thielの管理人であられるhide。さん宅にご訪問の計らいを取ってくださり、ティールの凄みのあるサウンドを堪能してまいりました。OTさん、hide。さん、ありがとうございました。

Mrot まずはお昼過ぎにOTさんが拙宅に到着、しばしお茶の後幾つかのCD、アナログのソフトを聴いていただきました。部屋のアシンメトリの関係で少しボーカルが右にずれる点をすぐさま指摘されてしまいました。しかし概ね良く躾けられている音ですとのご評価をいただき少しほっとしました。悩んでいる低域の量感、密度についても色々とアドバイスをいただきました。38ウーファーにすればいいもんでもない、と言うことがよく分かりました。
 中途休憩で一路プールに。OTさんは私のブログの水泳カテゴリーの数少ない、と言うか唯一人のコメンテーターです(^_^;)。現役時代背泳ぎのスペシャリストでおられたので今日は色々とアドバイスをいただきました。特にキックとローリングにつき教えていただき大変ありがたかったです。
 自宅に帰ってから、お茶がてら「横丁へよ~こちょ」の昨日の録画を無理やり見ていただきました。ヨギータが受けてよかった(爆。実は池乃めだか師匠のファンだそうで、親近感一層アップ!
 その後、少しまたオーディオに戻り(ほんとにオーディオオフか!?)、普段はオーマニが聴きそうにないソフトを幾つか。カルチャークラブや山崎ハコを喜んでいただいたので嬉しかったですね。

 そして夕方からhide。さん宅へ向かいました。国立公園を借景とする山の中の一軒家でしかも白亜の豪邸!素晴らしいオーディオ環境です(^○^)。hide。さんもリビングオーディオですが、拙宅とは違い一角を区切って非常にシビアなセッティングをしておられます。さすが難しさでは定評のあるThielを使っておられるだけの事はあります。クラシックを主体として聴かせていただきましたが、とにかく低音の充実振りに

「ドギモヌカレタヤロ(byヨギータ)」

もう、畏れ入りましたとしか言いようがありません。事前にOTさんから、Thielはパッシブラジエタがウーファーがなり終わっても振動し続けているので制動が極めて困難、と聞いていましたが、そんなことを微塵も感じさせません。また楽器からの直接音とホールトーンを明瞭に鳴らし分けることが課題とおっしゃってましたが、私が持参したシベリウステンペスト組曲で見事にそれが達成されていて、決してオーバーではなく「畏怖を感じさせる」ような押し寄せる低域の空気感を実感しました。
 唯一感じたのが左右のユニットで低音の密度が僅かに違うことでしたが、定在波を避けるために数cm右にオフセットしているためで、如何にこのSPがセッティングにシビアに反応するのかよく分かりました。正直拙宅で使いこなすのは至難の業、hide。さんもOTさんも凄い使い手ですね。

Ear_1  以前ルーツサウンドさんにCS7の中古が出ていたのですが、マスターから使いこなすのは至難の業と言われてました。クラシックとポップスでセッティングが全く違ってくるのでジャンルを固定しないと無理(当然ながらクラシック専門と言う意味)、と聞いていました。しかし、hide。さん宅ではものの見事にどちらも高次元で鳴らされていました。一つには前段機器をそれ用に2セット組んでおられることもありますが、主体はやはりセッティングの妙でしょうね。冒頭の写真のような「しゅうへい」ブランドの拡散板などの配置も勉強になりました。
 更に驚いたのが噂のデジタルパワーアンプeAR1001でした。綺麗なクローム仕上げにブルーのLEDが美しい超小型アンプですが、hide。さんがクレルから乗り換えられたのも頷けるドライブ力でぐいぐいSPユニットを動かしている印象でした。使っているICEパワーはジェフのModel 501と同等らしいですが、以前大場商事の試聴会で聞いた501よりもっとダイレクトにSPを制御している感じがしました。トランスの有無に関係あるのかもしれませんが。

Welltemperedlyra もう一つ楽しみにしていたのが、同じライラを使っておられるアナログで、ターンテーブルが憧れのWell-Tempered Referenceだということでした。こちらも素晴らしい調整で、ライラのカートリッジの「精緻で情報量が多い」と言う特徴を見事に引き出されており、ライラに最も適合するターンテーブルと言う評価がよく分かりました。
 シェフィールド・ラボのLPを持参してかけていただいたのですが、アマンダ・マクブルームの「The Rose」の最強音部に於いて、拙宅ではどうしても割れてしまうボーカルとグランドピアノが何の破綻も無く鳴ってしまうのにはショックを通り越して気抜けしてしまいました(^_^;)。hide。さんもOTさんもこれのどこが難しいの?と言った表情で訝っておられましたね。多分拙宅のシステムとはアームの能力が違いすぎるのだと思います。
 というわけで、存分にティーサウンドを堪能させていただいた上に、綺麗な奥様に美味しいロールケーキと美味しいコーヒーまで頂き、夜も更けてきたのでお暇させていただきました。OTさん、hide。さん、楽しい時間をありがとうございました。