ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

バースディ・コンサート/ジャコ・パストリアス

バースディ・コンサート
はむちぃ: 皆様、私事で恐縮ではございますが、本日12月2日は主人ゆうけいの誕生日なのでございます。
ゆうけい: ゆうけい@Drスランプでございますm(__)m。恥ずかしながらこの歳まで生きながらえて参りました。

は: またまた寝不足@スランプで体調不良のようでございますね、トホホ、で、何歳になられたんでございます?
ゆ: 「下天の内を比ぶれば」にあと一歩の歳になってしまいますた。
は: で、わざわざ誕生日をネタにするほどの話題がございますのですか?
ゆ: それなんだよはむちぃ君、話せば長いことながら

昨日12月1日に鳥肌の立つような事件

があったのじゃ、聞いてくれるかのう、ばあさんや。
は: 誰がばあさんですか、誰が(--〆)、まあ私以外に相手する方もおられませんでしょう、話して下さいませ。とりあえず冒頭のCD、天才夭折ベーシスト、ジャコパストリアス様「バースデイ・コンサート」に関係しているんでございますね。
ゆ: イエ~ス、ダッツライト!実はだな、昨日某星無氏のレビューに感化されて、ジャコのこのアルバムを久しぶりに引っ張り出して聞いておったのだ。

は: 確かにこれは素晴らしいアルバムでございます。1981年、ジャコ様の30歳の誕生日に故郷フォート・ローダーデイルに仲間を呼んで和気藹藹のコンサートを繰り広げられておられます。この数年後の悲劇のかけらさえ見えませんね。ではこのコンサートの素晴らしさに鳥肌が、、、
ゆ: まあ慌てるでない、確かにジャコの絶頂時代ではあるな、「Continuum」や「Amerika」でのソロの美しさは奇跡的と言っても良いじゃろう。
は: フレットレスベースでそれまでは花形楽器であるギターでやっていたような流麗なソロをこなしていくという、ジャコ様の確立したスタイルでございますね。この後フォロワーはゴマンと出ましたが、確かにこの演奏の美しさを凌駕しうる演奏はまあございませんでしょう。しかしその反面ベースの低音の迫力には乏しいという声もございますが、、、?
ゆ: それがだね、このアルバムでのサポートプレイを聴いてると、結構ブイブイ低音の深いところが出てるんだよ、床が共振するくらいにね。高速パッセージの時とタッチを変えたりして出す所は出してるんだよ、考えてみればエレキ・ベースという楽器を知り尽くしている彼なら当然だけどね。

は: そして共演者の豪華さも鳥肌モノでございますね、サックスのボブ・ミンツァー様、マイケル・ブレッカー様、
ゆ: 「Invitation」での二人の熱いソロは素晴らしいの一言ですね、それにリズムセクションで今回のプロデューサー・ピーター・アースキン、天才コンガ奏者ドン・アライアスも乗りまくってるし。

は: これでデビュー作でご主人様お気に入りの「KURU/Speak Like A Child」で共演しておられたハービー・ハンコック様がおられれば完璧でございましょう。
ゆ: チッチキチ~、はむちぃ君それは違うのだ、ジャコはウェザー・リポートジョー・ザビヌルに最大限の敬意を表して、自己のバンドには決してキーボード奏者を入れなかったのだよ。
は: そ、そうなのでございますか、ではジャコ様のバンドでは和音を出せる楽器はご自身のベースだけだったのでございますね!?
ゆ: そうそう、それでいてあれだけ美しい調和のとれた演奏ができるのだから、彼が演奏者としてだけでなく、コンポーザー、アレンジャーとしても如何に優れていたか分かるよね。このアルバムでもアンサンブルは「気持ち良い」の一言。それに何と言ってもみんながジャコを愛し尊敬しているという気持ちが演奏に溢れてるのが素晴らしいな。
は: ジャコ様にナイショでみんなが打ち合わせしておいたという「Hasppy Birthday」も大変うるわしゅうございますね。

ゆ: そうそう、で、、、なんなんですが(^_^;)、、、、、実は鳥肌が立ったのはそう言うことではないのですな。
は: ええっ(、、、これだけ長い前振りをしておきながら(-_-;))、、、と申しますと?
ゆ: 実はライナーノートを読んでいてびっくりしたのだ、このコンサートの開催日=ジャコの誕生日なんだが、これが1982年の昨日すなわち

12月1日

だったのだ~。
は: おおっ、何と言う偶然、ジャコ様の霊が呼んだのでございましょうかぁぁぁ(驚愕。
ゆ: まあジャコが呼んでくれるくらいなら私のエレベの腕前ももっと上がるんだろうけどね(^_^;)、嬉しい偶然に歓喜の涙を流しつつ聴きまくっていたのでございました。
は: という訳でございまして皆様、スランプのずんどこどん底に沈みながらも辛うじてネタが尽きずに持ちこたえておりますゆうけいを今後もよろしくお願いいたしますチィm(__)m