ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

ハウステンボス点描(2)光の街その1

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 ではハウステンボス点描第2弾です。丁度今の時期は「光の街のクリスマス」というイベント中で、夜は街中が鮮やかなイルミネーションで輝いております。九州電力から表彰状が来そうです。ということで2回に分けて夜のハウステンボスをお送りします。

 さて、冒頭の写真(クリックで拡大できます)はハウステンボスの一番奥まったところにある美術館「パレス・ハウステンボス」の庭園のライトアップです。これまた先日の平安神宮の写真のようにあてずっぽで3方向撮って合成してみました。

 この華麗なる電飾で彩られた庭園は「幻の庭園」だそうで、解説を引用しますと

宮殿の後ろ側にはヨーロッパの造形美を極めた、広大なオランダ・バロック式庭園が広がっています。この庭園は18世紀、フランスの造園家ダニエル・マローがオランダの宮殿のために設計したものの実現しなっかた「幻の庭園」で、保存されていた図面をもとにハウステンボスに甦らせました。

ということだそうです。まあ「贅を尽した」という表現がぴったりの庭園ですね。

Nightpalace パレスハウステンボスの正面です。パレス=宮殿というくらいなもんで、17世紀建造で現在ベアトリクス女王陛下がお住まいの宮殿を模したもので、オランダ王室の特別のご許可をいただいて忠実に再現しているそうです。写真では実感が湧きにくいと思いますが、実に壮大で華麗な建物で上記の奥の庭だけでなく、前庭もハーグの森を模して豊かな広がりを見せています。
 中は美術館になっており、特にオランダの現代アーティスト、ロブ・スフォルテ氏が、延べ40人のアシスタントとともに4年の歳月をかけて制作したドーム壁画は国内最大級だそうです。スフォルテ氏はこの壁画の製作中オランダでテロに巻き込まれて両足を失うという痛手を負いながらも完成させたとのことで、その情熱が伝わってくるような壮大な壁画でした。

Nighttower ハウステンボスのシンボルタワー「ドムトールン」も綺麗にライトアップされています。高さ105Mで65Mのところに展望台があってハウステンボス全体を見渡せます。オランダ第4の都市ユトレヒトの旧市街地に建つ、オランダの歴史的建造物のなかで最も高い教会の鐘楼がモデルだそうです。