ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

オヤイデSWO-XXX ULTIMO

Oyaide
 先日音楽室をリニューアルしたと言う記事を書きましたが、だいぶ音もこなれてきたので、いよいよ新しいオヤイデのコンセントSWO-XXX ULTIMOを試してみました。

SWO-XXX ULTIMO
ブレード 脱酸りん青銅(表面研磨)20A対応構造
メッキ     2回磨き上げの後、厚肉24K金メッキ(1.5μ)+パラジウムメッキ(0.3μ)
シャーシ 高剛性 ガラスフィラー入り(30%) PBT樹脂
バンド     24金メッキ圧肉真鍮
完全非磁性体 125V/15A仕様 電気安全法認証品
カラーバリエーション P:パープル B/P:ブラック/パープル
(オヤイデHPより、写真は全体がパープルのモデルです)

使用機器
CD Player: Marantz DR-17a
Amp: Luxman SQ-38 signature
Loudspeaker: Spendor S3/5

 アンプの電源コードはS/A Lab Hiend Hose Professional、CDPの電源コンセントは多分何かのコンポーネントの付属品の2Pです。コンセントカバーはフルテックの汎用品です。

 というような、正直大したことのないシステムですが、それでも一聴してはっきり違いがわかるくらい美音系にシフトしました。磨きこんで綺麗な艶が出たメッキの食器の輝きを思わせます。これがパラジウムの特徴なのでしょうか。その辺は好き嫌いが分かれるかもしれませんが、まあとにかくS/N比の高いこと、そして高域は華やかでかつ繊細、低音は量感はあまり出てませんがダンピングが利いています。あえて気になるところをあげると、把持力がPowerportなどに比べるとやや弱いところでしょうか。

 試しに平原綾香の「明日」を聴いてみると、彼女の声、息使いが三次元的なリアリティを持って描かれ、丁寧に歌いこむ際の胸の動きも見えるような気がします。チェロのソロもボディの厚み、弓使いの空気感にぞくっときました。

 システム自体があまり帯域を欲張っていないシステムですので、どんなシステムでもそうだとは言い切れませんが、その帯域内での透明感、彫りの深さに好ましいものがあります。このシステムのような真空管アンプと小型モニタースピーカー系の組み合わせにはとても相性がよいと思いました。これからいろいろと聴きこんでみようかと思います。