ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

もやしもん

もやしもん 1 (1)
 先日「のだめカンタービレ15巻」をご紹介しましたが、そこでのだめちゃんの部屋をかもしに出現し、後世に語り継がれる(はず)の「のだめカレー事件」を引き起こした細菌キャラが気になっておりましたところ、東京から帰省した息子が、これがご本家だよ~んと「もやしもん」(1)~(3)を見せてくれました。早速かもされております。大豆インクに古紙再生紙というところにもこだわりを見て取れますね。

 もやし屋(種麹屋のこと)の息子で幼い頃から「菌類が見える」という突拍子もない設定の主人公が農大に入学するところから始まり、3巻でまだ一年の夏休み。いや~農耕、じゃなかった濃厚な展開。先日鉄腕DASHで「臭い食べ物を探す」ネタをやってましたが多分この漫画を見て思いついた企画でしょうね。
 登場人物の顔の造形は今ひとつ馴染めませんが、かわいい菌群のキャラクターはイケてますね。一応私も微生物学は履修しましたし、未だに日々悩まされ続けてますし名前にも愛着がモテます。何より彼等(か?)の「かもすぞ」という心意気が良い(^_^;)。
 O157の「かもすぞ~ころすぞ~」のブラックジョークには苦笑しましたが、まじめにあとで解説してますし、不必要なまでの過剰な清潔信仰に警鐘を鳴らしているところなんかも喝采を送りたくなりました。

 ところでこの主人公、病院にも是非欲しい人材です。日本中の病院からMRSAやらVREやら緑膿菌やらを撲滅してくれるんだったら確かに「3億」以上の価値はありますね。本人は絶対に病院は嫌のようですが(^_^;)