ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

クラシック音楽会@職場

Ongakukai060624
 今日は職場恒例の年2回催している音楽会でした。昨年暮れのクリスマスコンサートは、私を含めた職員の素人バンドがわいわいと演奏したのですが、今回のコンサートはがらっと趣向を変えて、クラシックのプロをお招きした音楽会となりました。

あじさいコンサート

保坂博光 (テノール) 兵庫教育大学教授(写真左端)
保坂正児 (バリトン) 京都市立芸術大学声楽専攻今春卒業(写真左から2番目)
平尾多美納 (フルート) 相愛大学・高校音楽講師(写真右端)
高野良輔 (ピアノ) 京都市立芸術大学ピアノ専攻今春卒業(写真右から2番目)

プログラム:
1: 亜麻色の髪の乙女 (ドビュッシー 高橋氏独奏
 まずは高橋氏によるドビュッシーの名曲の独奏。写真でお分かりの通り、普通のキーボードしかなく申し訳ない限り。その華麗な演奏に、ピアノがあったらなあ、とかえずがえすも残念でした。

2: よかった (河野進/河口耕平)
3: 優しい木陰(ラルゴ) オペラ・クセルクセスより (ヘンデル
4: もう飛べまいぞこの蝶々 オペラ・フィガロの結婚より (モーツァルト

2-4:保坂正、平尾、高橋
 続いてはまず、保坂博光氏のご子息、正児氏のバリトンを聴かせていただきました。正児氏は私とご縁があり、おつき合いさせていただいているのですが、今日の今日までこんな美声の持ち主だとはつゆ知らなかったです。本当にいいものを聴かせて頂きました(^o^)。
 ラルゴは「オンブラ・マイ・フ」と言う題名の方が有名でしょうか、以前キャスリーン・バトルの歌を使ったCMが話題になりましたね。クセルクセスはオーディオファイルにとってはロクサンのターンテーブルの名前である「ザクシーズ」の方が通りがいいかも(^_^;)

5: 愛の挨拶 (エルガー 平尾女史独奏
 続いてフルートの独奏。のだめカンタービレで見直された(そんなことは無い(^_^;))エルガーの美しい曲です。柔らかいフルートの音色が会場一杯に広がりました。
 平尾女史は今日が初対面だったのですが、そのお名前多美納から、お会いするまではモーツアルト魔笛のタミーノ王子から連想して男の方かと思っておりましたが、美しい女性だったのでビックリ。この道に進まれたので良くタミーノとの関連を訊かれるそうですがご両親はそれとは全く関係なく命名されたそうです。そう言えばStarlessさんの以前のスピーカーがヴェラティ・オーディオタミーノでしたね。

6: 初恋 石川啄木/越谷達之助
7: 遠い昔 (コープランド
8: ダニー・ボーイ (ウェザリー/アイルランド民謡)
9: 女心の歌 オペラ・リゴレットより (ヴェルディ
10: カタリ(つれなき心) (サルヴァトーレ)

6-10: 保坂博、平尾、高橋
 そして真打ち、保坂博光先生の登場。大学教授のほかに、いろんな演奏家のグループ「赤とんぼ」でも演奏活動をされています。いろいろな病院での演奏経験も豊富でいらっしゃいます。
 今回は「愛の歌」というテーマで、名曲の数々を披露していただきました。ご子息がやや緊張気味だったのに比べると、やはり余裕たっぷりでした。身振り手振りも楽しく、押すところ引くところの間合いもバッチリと決まっておりました。「初恋」は以前畑儀文氏のコンサートでも一度聴いたこともありますし、CDはオーディオチェックに愛用しております。しかし、こうして至近距離でプロのテノールを聴かせて頂く機会を持てた事は本当に勉強になりました。

10:ウィーンわが夢の町 (ジェーチンスキー)
 
最後は正児氏も参加して4人で。父子共演は今日が初めてとの事でしたがお父さんも嬉しそう。冒頭写真はその時のスナップショットです。

 やはり、クラシック、特に声楽はこうして生で聴かせていただくと本当に心震えるものがあり、自分にとってはオーディオ再生のための勉強にもなります。
 もちろん会場の皆さんにも大変好評で何よりでした。さあ、冬は私も頑張らないと。