ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

ファンタスティック・フォー

ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]
ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]

   人気アメリカンコミックの映画化は数多くあるが、この原作は1961年に連載がスタート。アメリカでは、原作者が同じスタン・リーの「スパイダーマン」より古くから親しまれている。実験のために宇宙へ向かった科学者ら5人が放射能を浴び、DNAが変質。地球へ帰った彼らのうち4人は、超人的能力によってヒーローに祭り上げられる。残りの1人は、彼らを敵視。超能力が激突するバトルへと発展していく。
   主人公の4人の能力はそれぞれ、肉体が透明になる、ゴムのように伸び縮みする、炎を自在に操る、岩石のような肉体で怪力を発揮する、という4種類。各パワーがVFXも駆使して映像化され、コミックそのままの楽しさだ。ニューヨークのブルックリン橋を舞台にしたアクションなど、そのダイナミズムは破格だ。もうひとつの見どころは4人の関係性で、恋愛やジェラシーも絡んだ青春ドラマのノリ。ヒーローの苦悩などに迫らないところが、むしろ潔い。スペクタクルな映像と、軽快なテンポを、そのまま満喫すればいい娯楽作だ。(AMAZON解説より)

 santapapaさんのブログで見て気になっていた作品です。何が気になっていたのかと言うと、昔ハンナ・バーバラのTVアニメでやってた作品なのにそれが記憶に無いという点。
 ということで、スパイダーマンなんかと思いっきりかぶる「アメコミのCGを駆使した実写版」というもう随分使い古されたネタなんですが、そのアメコミのTV漫画というのが、ハンナ・バーバラの「宇宙忍者ゴームズ」という作品なのです。

 日本のアニメが世界を席巻している現在からは考えられないかもしれませんが、私たちの世代が子供の頃はアメリカからの輸入カートゥーンが全盛でした。その中でもハンナ・バーバラといえば抜きん出た人気がありました。だから、大抵のハンナ・バーバラの作品は知っているつもりだったのですが、この作品は不思議なことに覚えが無いのです。
 有名な関敬六さんの「ムッシュムラムラ」は、この作品が元祖らしいのですが、私が覚えているのは「スーパー3」。だから、この作品を見て記憶がよみがえるか?と楽しみにしておりました。

 でもって、映画にもチラッと原作らしきカートゥーンが出てきましたが、やっぱり分かりませんでした。映画は、といえば、まあそこそこ楽しめる作品かな、という程度でしょうか。いかにもハリウッドらしいいい加減さに溢れております(苦笑。santapapaさんがファンだというジェシカ・アルバという女優さんも、正直私のストライク・ゾーンからは外れてるかな(^_^;)。

 それにしても、現代のハリウッドのVFXの技術をもってして、あの岩石男の造形はいかがなものか、と思いました。あまりにも稚拙で却って笑えちゃいますけどね、でも他の登場人物のCGがそれなりだったので一人浮いてました、じゃなくて沈んでましたかな(^_^;)。

 思いっきり次がありますよ的終わり方だったので、次回作があると思いますが、また見たいかといえばーーーう~ん、難しいところですね。愛川欣也さん、石川進さん、関敬六さんで吹き替えしてくれないかなあ。スーは誰がやってたのか知らないけど、やっぱり増山江威子さんあたりにやってほしいかな。

 って、調べてみたら、「宇宙忍者ゴームズ」では本当に増山江威子さんが吹き替えておられました。驚き!もうそんなお歳なんだ。