ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

バリ紀行(2)ホテルでケチャ

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ritzcarltonは: さて、バリ紀行第二弾でございますが、ホテルは如何でございました?
ゆ: 島の南端でインド洋を見下ろす断崖に立つザ・リッツ・カールトン・バリ・リゾート&スパという長ったらしい名前のホテルなんだが、まあ贅を尽くしたホテルとはあんなところを言うんだろうね。それにその広さときたら、丘一つ買い占めたって感じ。オーナーは中国系の人らしいよ、スカちゃん曰く3%の中国人がバリの経済のほぼ全てを牛耳っているというのも分かる気がしますた。バリ人が中国系の人をどう見てるかもね。
は: ははあ、なるほど。この写真一枚見ても凄そうでございますね。
ゆ: これはロビーから海岸方面を撮ったところで、レストランやらプールやらシアターやらが点在しております。反対側にはスパがあって、エステティック三昧の別世界でございました。浮世離れしてるとはまさにあそこのようなところを言うんだろうなあ。

snakeskinfruitは: お部屋は如何でしたか?
ゆ: まあ部屋は以前泊まったシンガポールリッツ・カールトンとおんなじような感じ。よく言われるけど部屋の綺麗さは日本が世界一じゃないかな。でも、毎日フルーツが差し入れられるんだけど、さすがにこれは美味しかったな。
は: この気味悪い食べ物は何でございます?
ゆ: ラクと言うんだけど、英五の、いや違った英語の(takiさん風→はむちぃドキッ)

snakeskin fruit

の方がピンときますね。
は: なるほど確かにヘビ皮のようでございます。で、美味しいんですか?
ゆ: これが病みつきになるんだよ~、なにしろ渋いわ酸っぱいわぱさぱさしてるわでさ、
は: げっ、いいとこが一つもありませんチィ(>_<)
ゆ: なのに不思議と美味しいんだ、私と娘はすっかりハマってしまいました。特にね、ダイビングの後にカラカラに渇いた咽喉にはうってつけ!日本でも売ってないかなあ。

kecak-1は: さっきシアターという話がありましたが、さてはそこでケチャをーー
ゆ: ピンポ~ン、丁度ついた翌日がショーの日だったのだ。
は: バリの舞踏は宗教的なものと聞き及んでおりますがショーにしてよろしいんですか?
ゆ: 確かにもともとはサンヒャンといって純粋な宗教儀式で秘儀だったのだが、1930年代にドイツ人がそれを観光芸能として確立させたのがケチャで、これは普通の人が見てもかまわないんです。だからホテルでショーとして見られるわけです。スカちゃんによると他の公式な舞踏を町の集会場で見るときには、民族衣装の着用が義務付けられるそうです。やはり神々の島ですな。
は: 冒頭の絵がケチャの概要でございますね、大勢の方が火の回りで踊る仮面衣装の舞踏者を囲んでいますね。
ゆ: そうそう、今回も100人くらいがぞろぞろ出てきて

ケチャケチャケチャケチャ脅威の不協和音大合唱

を繰り広げたのはさすがに凄かったです。カエルの声を模してるらしいんだけどね。
は: ストーリーはあるんですか?
ゆ: 壮大な叙事詩ラーマーヤナから題材をとっています。今回はラーマ王シータ姫の受難と猿の軍隊の力を借りた反攻の物語でした。終了後は大撮影大会で私たち夫婦も子供も舞台で写真を一緒に撮らせてもらいました。
は: それは楽しまれたようで何よりでございました。最後の写真は宴の後でございますね。
ゆ: バリのいたるところで見られる魔除けのお供えでございます。
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