ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

早大、トヨタを破る

 ついにトップリーグのチームが大学生に敗れる日がきました。今年の早稲田ならトップリーグ下位のチームになら勝つだろうと思っていましたが、まさかトヨタが破れるとはーー。昨日は正直ショックで寝込んでしまいました。

早稲田大学 28 - 24 トヨタ自動車

リンク: 早大、トヨタを破り4強…ラグビー日本選手権(読売新聞) - その他の競技 スポーツ総合サイト:Sports@nifty.

 早稲田は前半から、セットプレー、特にラインアウトを研究し尽くしていて圧倒的な優位に立ちます。フォワードも大学生相手ほどには思うように行かなかったものの互角の戦いを展開し、更にはドライビングモールはトヨタを圧倒しトライにつなげました。また、風上を選択したこともあり、天才曾我部君のキックも実に有効でした。そして、ラックにハーフ団が巻き込まれているのをすばやく察知しての、ダミーパスを入れたトライには脱帽。

 後半風下でどうかと思いましたが、清宮監督は「いやあボールを持っていれば関係ないですから」と憎らしいほどの余裕のコメント。そしてそのとおりになってしまいました。パスインターセプトからロックにトライされてはトヨタも形無しです。その直後に曾我部君の癖を見抜いた卒業生内藤君がインターセプトし返して意地を見せたのが唯一の見せ場でした。

 トヨタは研究され尽くしたラインアウトを最後まで修正できなかったのが痛かったですね。オール・ブラックスのフラベルがいらついてシンビンを取られていては話にならんぞ、とツッコミを入れながら見てました。セコベ・レアウェレの投入で去年は劇的な逆転をしたのですが、その辺も早稲田はきっちりと研究してましたね。マイクが彼のマークを徹底する声を拾ってました(多分佐々木君の声?)。トヨタも最後の最後に意地で攻め込みましたが、セコベの見せ場を全く作ってもらえないと、トヨタも万事休すでした。

 次は東芝府中。1988年でしたか、早稲田が勝って優勝した因縁の相手です。さすがに何ぼなんでも負けることは無いと思いますが、意地でもノートライに抑えろ、と東芝にお願いしたいです。