9日の金曜日、マーカス・ミラーのライブを観るために再び大阪ブルーノートへ行ってきました。年に2回同じ人のライブに行くのは初めてです。だって、現役のミュージシャンで誰が一番好きか?と訊かれたら多分マーカス!と答えると思うくらい入れ込んでますので(^_^;)。
Dec. 9th, 2005 @ Osaka Blue Note(1st set)
Marcus Miller Band
Front Line(L to R)
Keith Anderson (Saxophone)
Michael'Patches'Stewart (el.wi., fl. horn, tp)
Marcus Miller (el.b, bass clarient, ss)
Gregoire Maret(harmonica)
Doug Epting (DJ/Bass)Back Line(L to R)
Bobby Sparkes (kbs)
Poogie Bell (ds)
Setlist
1: Paris(Interlude), without Marcus
2: The Blues
3: Boogie On Reggae Woman (S.Wonder)
4: Behind The Smile
5: Jean Pierre (M.Davis)
6: So What (?)
encore
7: Make Up My Mind(?)
まずはマーカス以外のバンドメンバーがステージ上に登場し、プージーのスネアからリハーサル風に何の気無く演奏が始まります。最新作Silver Rainのなかの短い間奏曲Parisです。今回初めて同行したハーモニカ奏者グレゴワールのソロがフィーチャーされます。
そしてマーカス登場!白のシャツ、すっかりトレードマークとなった黒のポークパイハットという出で立ちは、前回のスーツ姿に比べるとリラックスした感じ。
マーカス・ミラー・モデルのウッド調のフェンダーのストラップをかけ、一曲目から全開で、高速6連スラップ、グリスアップ&ダウンとぶっ飛ばしてくれます。実に爽快ですが、途中他のソロのバッキングに回ってのツーフィンガーも実に高速で正確です。しかもノリが良い。スラップだけでなくこの辺もマーカスの真骨頂かと思います。もちろん
マーカスのステージは、オレの仕事だってことだ
と公言して憚らないプージーとのコンビネーションが完璧なのもありますが。
3曲目は前回と同じスティービー・ワンダーの曲で、これも楽しくのせてくれます。
4曲目はバラード曲。マーカスはフェンダーベースをおいてフレットレス・ベースに持ち替えます。前回は置いてあっただけだったのでこれは嬉しかったです。でも残念なことにPAの音が割れていて、折角の甘い音色が少し損なわれてしまいました。
さてこの曲はアルバムでもハーモニカがフィーチャーされています。グレゴワールのハーモニカはステージ上でも冴え渡っていました。マーカスが気に入って今回ギターのディーン・ブラウンを外してまでも連れてきた訳がよくわかります。マーカスも気を遣って、彼のソロの時にはプージーに音量を下げろ、と合図していました。
5曲目が今回の最大のサプライズ!何と師匠マイルス・デイヴィスのナンバー、ジャン・ピエールです。再びフェンダーに持ち替えてあの牧歌的なリフが始まった途端会場は大盛り上がり。マイルス役のパッチェスはさすがに緊張気味か?でもミュートをかけての演奏はマイルスを彷彿とさせました。一方初登場のサックス奏者キースはその様な束縛も無く軽快に自分流のソロを展開していました。
6曲目はいきなり「え?Day Tripper?」かと思うようなイントロでしたが、同じくマイルスナンバーの定番であるSo Whatだったと思います。当たっていたらマイルスナンバー2連発!ここでもグレゴワールのソロが印象的。ついでにベース・サンプラーを操っていたダグもタンバリンで参加、マーカスに「Mr. Tambling Man!」と紹介されていました。ここで一旦終了。大歓声の中を引き返していくメンバー、最後は当然マーカス。がんばって並んで握手してもらいました(^^)v
アンコールでは予想通りバスクラを持ちます。ということはMake Up My Mindだったと思いますが、もしかしたら月光ソナタだったかも?ベースはダグ。マーカスは途中でソプラノサックスも披露しました。
OBNは2ステージあるので一回が短いのが残念ですが、十分満足して帰りました。帰りに15周年カレンダーを貰えたのがラッキー!で帰路につきました。