ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

告白

 前回の駒大苫小牧事件の記事に関して、多くの方からコメントやメールを頂き、ありがとうございました。本当に感謝しております。

 自分なりに精一杯自分の考えを述べたつもりでしたが、皆さんの御意見を伺いつつ何度も読み返してみて感じることは、

やっぱり文章が曇っている

ということです。どんなに修辞を尽くしても、医学的知識を振り絞っても、自らの奥深いところで性根が卑しければ納得のいく文章は書けないと思い知らされました。

 正直に告白しますと、今回の事件に対して関心を持ったきっかけは、KEIKOさんのような純粋な高校野球への愛情からではなく、

被害者生徒の父親に対する言いようのない不快感、嫌悪感

からでした。その後の報道に自分の直感が間違いだと分かる情報が出ればいいのだがと期待していましたが、結局うやむやのうちに報道が終わってしまい、自分の中で人間に対する不信感とそれに呼応する形で自己嫌悪だけが残ってしまいました。そのような状況で自分の心を開かずに書いた文章ですから、読み返してみると被害者サイドに対する不信感があまり品のよくない形でこぼれでています。あの記事を読んで不快を感じられた方がおられたとしたら、自分の不徳のいたすところです。まことに申し訳ありません。

 それでもあれだけ多くのコメントを頂いている以上あの記事は残しておこうと思います。そして数日間自分でよく考えてみて、やはりこのブログは続けていきたいと思っています。私は文章を書くということが好きですし、ネットを通じて知り合った多くの素晴らしい方々との交流を断ちたくはありません。また、自分の幼児性の証明かもしれませんが、はむちぃというキャラクターをただのぬいぐるみに戻すのも不憫です。魔女の宅急便の黒猫ジジを思い出してしまいます。

 ということで勝手ながら、気を取りなおしてまたぼつぼつと再開しようかと思っています。その節はまたよろしくお願いします。

注)9月1日号の週刊文春にこの事件関係の記事が載っています。私は今日読みましたがこの文章の草稿はその前からできていました。「それみたことか」と言ったような個人攻撃を目的とした文章では決してありませんので御理解いただければ幸いです。