ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

Live 8はどうだったんだろう

 7月2日に全世界を駆け巡ったはずのLive 8コンサート。自分自身が殆どTVを見ないせいもあるのかもしれませんが、一向にニュースにもならないようだし、画像も見かけません。まるでつ○ぼ桟敷におかれてるみたい。
 いい加減業を煮やしてきたので、ググって見たらここが一番詳しくレポートしてました。これを見る限り大成功に終わったようなのですが、日本でも行われたというのにマスコミのこの反応の鈍さは一体?
リンク: MTVJAPAN.COM:MUSIC:MUSIC NEWS:「ライブ・8」開催! どこよりも詳しいハイライト・レポート.

 P.マッカートニー卿とBONOが「Sgt Pepper's-」を一緒にやったらしいですね。史上初といってるけど、前のポールの来日公演でアンコールの最後にやったけどなあ?

 我々プログレファンには一番興味のあるピンク・フロイドロジャー・ウォーターズは結構ニコニコと楽しんだらしいですね。
「Breathe」
「Money」
「Wish You Were Here」
「Comfortably Numb」
を演奏したようです。「あなたがここにいてほしい」は「ここにいないみんな、特にシドのために」とMCしたとの事、やっぱりシドの存在は未だにロジャーに影を落としているんだなあ。でもLive8の趣旨とはちょっとかけ離れたMCですね。

 20年前のロンドンのフィナーレは「Let It Be」でしたが、今回は「Hey Jude」だったそうです。ポールがリードし、ジョージ・マイケルアニー・レノックスマライア・キャリー、ピート・タウンセンド、ロジャー・ダルトリーに囲まれたゲルドフは最後に「エディンバラで会おう」と叫んだらしい。エディンバラでは7月6日に、G8サミット会場の外で大規模な行進が行われる予定だそうです。

 今回の最高のパフォーマンスを展開したのはーー上記サイトのレポートを読む限りではやはりマドンナでしょう。20年前はトンプソン・ツインズの後ろではしゃいでいる姉ちゃん程度のイメージでしたが、今回は超一流の歌手として感動的なステージを展開したようです。少し長くなりますが引用しておきます。

 おそらく一日のハイライトは、「Like a Prayer」を衝撃的にパフォーマンスした、「ライブ・エイド」の卒業生でもあるマドンナのステージだっただろう。コンサートの主催者、ボブ・ゲルドフは、20年前のコンサートのインスピレーションとなったアフリカの飢餓についてのドキュメンタリーにフィーチャーされた、当時「余命10分間」だった女性を紹介した。彼女の衰弱しきった顔写真がステージ上の巨大スクリーンに映し出されると、ゲルドフはすっかり成長した女性をステージに紹介した。
 「ライブ・エイド」の寄付金によって生き延びることができ、教育も受けることができたというこの女性は、長い間続いた大喝采の最中、大きな笑顔を見せ、観客に支援を続けるように主張。ゲルドフは「このような試みが無駄だなどと、やつらに言わせないでくれ」と呼びかけた。続いてゲルドフは「ロック界の女王蜂」とマドンナを紹介。マドンナはステージ上の彼女にキスをすると、数分間に渡って彼女の手を握っていた。
 新人歌手としてステージに立ってから20年が経ったこの日、多くの出演者がそうであったように、全身を白で固めたマドンナは、「革命を始める準備はいい?」と観客に呼びかけた。そして同じく白い衣装に身を包んだ合唱団をバックに、「歴史を変える準備はいい?」と、1989年のヒット曲のゴスペル・バージョンを熱唱。観客はこの日のイベントにぴったりな「I hear your voice」という歌詞を、手拍子を打ちながら繰り返した。マドンナはその他にも、「Ray of Light」や、2人のブレイクダンサーと共に踊りながら「Music」を披露した。

 こういうイベントに賛否両論あるのは前回も今回も同じだと思います。しかし無視、ないし軽視は最低の扱い方ではないのかな。日本もG8の一国なんですから、もう少しこういうイベントにマスコミも国も興味を持ってほしいものです。