ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

サブウーファーその後

SW050419

先日ビクターのVictor SX-DW7を導入したという記事を書いたのですが、早一ヶ月近く経ってしまいました。

 ここしばらく忙しくて十分な調整も出来ていないのですが、まあまあ音がこなれて来ました。かわはらさんからも御指摘いただきましたが、ソフトによって効きに違いが大きいので何パターンかメモリーをプリセットできると便利なのですけど、まあそれを言っても仕方ないので最大公約数的にあわせています。

 具体的には、「ハイカットが48Hzの目盛りの僅かに下、ボリュームは真中あたり」に調整したと前回書いたのですが、フュージョンロック系のソフトではボンつく感じがあり、ボリュームを10時半くらいの位置まで絞っています。Hoteiさんから

効いてるか効いてないか分からないくらいがちょうど良い

というアドバイスを頂いていたのでまあ大体こんなところかな、と。横向きにしといて言うのもなんですが、位相は正相でいいようです。

 大まかな傾向ですが、電気楽器系統よりはクラシックのアコースティック系統の方が、またCDよりはアナログの方が自然な感じで低域まで伸張された感じがあり好ましいような気がします。ウッドベースコントラバスの胴鳴、ドラムの皮の振るえ、空気の押し出し感などはなかなかいい感じになっています。低音の音階も比較的明瞭ですし変に音付けもされておらず、素性の良いSWだと思います。

 ただ、期待していた音場の密度アップについては前後方向へ深みが増したようには思うのですが、さすがに豊富な音数で音場が埋まるというところまではいかないようですね。

 エレクトリック・ベースについては基本的には電気信号に置き換えられた音なので質感はそのままで音量が大きくなるといった傾向は避けられないようです。ソフトによっては、今の設定でもちょっと効き過ぎてぼわんぼわんするものもあり、この辺少し扱いが難しいなあとも思います。

HH-pro

 このへん電源コードの変更で何とかならないかとずっと思っていたのですが、此の前の日曜日ようやく重い腰を上げて試してみました。とりあえず、余っていたCSEのL6とS/A LabのHH professionalを引っ張り出してきました。デジタルアンプで低域のみという条件ながらもある程度の効果はあるようで、アナログアンプでの印象とほぼ同じような変化が見られました。試聴ソースは次の3枚をセレクトしてみました。

ストラヴィンスキー:バレエ《春の祭典》
ストラヴィンスキー:バレエ《春の祭典》/スクリャービン:交響曲第4番 作品54《法悦の詩》

 クラシックで低域の迫力といえばやはりこの人、ゲルギエフをおいて他にいないだろうと(少なくとも私の手持ちでは)。名録音と誉れも高いですし、まずは春祭から、グランカッサの迫力などを重視して聴いてみました。というか、やっとグランカッサらしくなりました(^_^;)。CSEが最も印象が良かったです。

ポートレイト・オブ・ジャコ
ポートレイト・オブ・ジャコ

 ベースの名手ブライアン・ブロンバーグジャコ・パストリアスへのオマージュとして作ったアルバムから、試聴曲は「Slang」を選びました。ジャコの原曲も超絶技巧で有名ですが、ブライアンがマルチトラック録音で作り上げたと思われるこの曲も、スラップを中心にあらん限りのテクニックが凝縮された強烈なパンチのある仕上がりとなっています。

 実はこの曲、大場商亊の試聴会で傅先生がかけてくださったのですが、System7から出てきた強靭なベース弦の唸りに腰を抜かすほど驚いたのです。家で聴いてるときにはこんな音入ってなかったのに?と帰ってすぐに聴きなおしてみて---あまりのへなちょこ音にがっくり来たという辛い思い出のある曲です。今回SW付きで聴きなおしてみると、ほんの少しだけ溜飲を下げることが出来ました。やはりS/A Labでの印象が良かったです。

Come Away With Me
Come Away With Me

 アナログはノラのファーストアルバムをチョイス。先日リー・アレキサンダーのベースを実際に聞いてきたばかりだったので、頭の中の記憶と比較して聴きました。

 アナログは低域が入っていても自然に減衰していってるのか、割と自然な感じです。以前リード線をオルトフォンの銀線にしたときは溢れるほど低音が出だしたのでびっくりしましたが、電源コードでの変化はあまり大げさなものではなく、全て想定の範囲内(^_^;)だった様に思いました。

ということで、

CSE:質感を保ったまま音量が大きくなる感じ

S/A Lab:反応が速くなり締まった感じ

という結果でした。となるとCSEをクラシック、S/A labをロック、フュージョン系と使い分けるのが現行ではベストかと思いますが、いちいちそうもしてられませんしね。

 他にも色々なソースを聴いてみて、大体小節の一拍目でかぶることが多いのバスドラとエレベをかなり明瞭に聞き分けられる様になったのが印象深かったS/A labにとりあえず現在は固定して聴いています。

(ご主人様、とりあえずとは何でございます?また電線病が出ないように気を付けないといけませんですよ)

(大丈夫はむちぃ、今は金欠だからな)

(じゃあ久しぶりに引っ張り出してこられたこの本は何でございます?ケーブル&アクセサリー大全と書いてありますですよ(-_-;))

(うっ、---(#^.^#))

 インタコは以前PWに暫定的に使用していたカナレを流用中。これもおそらくまたカルダスで作ってもらうことになるかな。アンバラにするとプリでオン/オフが容易になるのでそれも考慮中です。