ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

山本潤子@OBN

bouquet いつもは木曜日は大事なマスターズ練習日。でも今日だけは休まなければならない理由がありました。私の憧れの人、山本潤子さんのライブが大阪ブルーノートであったのです。

 今日は良い席を取らなければと、年休を昼から取って整理券配布の15分前にOBNに飛び込んだらもう長蛇の列(号泣。でもドア越しにリハ中の潤子さんの声が聴こえてきて少し和みました(海を見ていた午後でした)。整理券を貰ってからすぐに阪神百貨店の傍の花屋さんでブーケを見繕ってもらいました。中古レコード屋さんやJUEJIAで時間をつぶして5時前に家内と待ち合わせて入場。幸い楽屋への通路の傍の席が取れました。

Mar. 17th, 2005 @ Osaka Blue Note(1st set)

山本 潤子 Junko Yamamoto (Vocal,Guitar)

てるてるボーイズ

井川 恭一 Kyoichi Ikawa (Guitar)

矢吹 卓 Taku Yabuki (Keyboards)

大久保 利浩 Toshihiro Ohkubo (Bass)

金武 功 Isao Kanetake (Percussions)

SETLIST

1:スカイレストラン

2:海を見ていた午後

3:雨の日暮れ

4:卒業

5:Cool

6:No More Blues

7:It's Too Late

8:Desperado

9:Woman

10:歌を捧げて

11:中央フリーウェイ

12:卒業写真

encore

13:コンサート・レイン

14:幸せになるため

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 定刻の6時半を少し過ぎてメンバーに続き黒のシックなドレスの潤子さんが登場。ボサノバ風のアレンジの一曲目が始まりました。1,2曲目はHi-Fi Setのバラードナンバーからの選曲。潤子さんの透明でよく通るハイトーンヴォイスは健在でした。

 2曲目が終わってはじめてMCが入ります。先ずははじめての大阪ブルーノートに二日間これだけ大勢の方に来ていただいて嬉しいと感謝の言葉から。続いて生まれ故郷の奈良県天川村洞川のこと、19年暮らした大阪阿倍野の思いでなど。なんと小学校の恩師で音楽に目覚めさせてくださった桐村先生が目の前の席に座っておられるとのことで大拍手。でも潤子さんちょっとやりにくそう。また、天川村役場の皆さんもゴロゴロ水を差し入れに持参して来られておられたとのことでした。

 3,4曲目は赤い鳥からの隠れた名曲をセレクト。雨の日暮れなんて滅多に聴く機会の無いナンバーで嬉しかったです。

 続いてまたMC。赤い鳥でヤマハライトミュージックコンサートに優勝した時のことなど。オフコースの前身、ジ・オフコースがとてもうまくてこれはかなわないと思ったこと、村井邦彦氏との出会いなど語って下さいました。

 5曲目は私にとって至上のアルバムjunko yamamotoからのナンバー。もう感激の一言。井川さんのギターソロも流麗で良かったですね。6曲目はNananからの選曲。ブルースといいながらラテンフレイバーのパーカッションで始まり、矢吹さんのピアノソロ、井川さんのギターソロが絡みとても良い雰囲気でした。

 続くMCは60年代後半ー70年代のフォークブーム、シンガーソングライターブームの話の流れから次の3曲を紹介。

 7曲目は潤子さんの大好きなキャロル・キングのナンバー。8曲目は去年のイーグルスのコンサートでアンコールの最後にドン・ヘンリーの歌で聞いた「Desperado」。もう一度この曲を潤子さんの歌声で聴けるとは!リンダ・ロンスタットより良かったですよ(^o^)/

 9曲目はjunko yamamotoのなかで比較的アップテンポのナンバー。

 続くMCでは赤い鳥とオフコースの8人の音楽会というプロジェクトの話から10曲目を紹介。この曲は小田和正さんの曲とのことで、いかにもオフコースというサウンドでした。

 トリの2曲はやはりユーミンナンバーから。中央フリーウェイでは会場の手拍子が入り盛り上がります。しっとりと卒業写真を歌い終え、一旦退場されるとき、運良くブーケを渡すことができました。

 アンコールの最初にメンバー紹介。退場の前に紹介し忘れていたそうです。桐村先生が前に座っておられて緊張しておられたようですね。バンマスの井川さんはサラリーマンだったけれど赤い鳥のファンで、潤子さんにデモMDを送ったのがきっかけでこの道に入られたそうです。角刈りに近い短髪のほのぼのとした風貌で家内はすっかりファンになってしまい握手までしてもらいました。

 そしてアンコールの一曲目と2曲目の間に潤子さんの衝撃の告白!初恋の人は桐村先生だったそうです。御歳73才になられた桐村先生に

昔よりずっと美人になってるよ

と言われ潤子さん大テレでした。

 最後にもう一度握手してもらい、感激で体が硬直してしまいました。緊張のあまり一言も口をきけず、笑顔を作ることも出来ずそれだけが残念でした。

 最後に歌手山本潤子さんの矜持が見て取れる告知をご紹介して終わりたいと思います。

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