ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

今年の超個人的CD、DVD大賞

 昨日のライブ回顧に続きまして、自分のブログを見ながら今年買ったCD,DVDを回顧してみました。(だから今年出たものとは限りません)全てをレビューするのは到底無理なので一番よかったと思うものを各分野一枚ずつ取り上げてみました。

1:最優秀ロックCD:SHINE/DANIEL LANOIS

Shine
Daniel Lanois


 自身も優れたミュージシャンであり、なおかつU2ピーター・ガブリエルのプロデューサーとしてスタジオ録音の裏の裏まで知り尽くしているラノアの作り上げた感動的傑作です。「これらの曲のうちの一つがあなたの魂を高めてくれますように」というラノアの言葉も美しい。11月30日の記事などで試聴に使っておりますように、我が家のオーディオシステムも一段階上に引き上げていただきました。

2:最優秀ポップスCD:HYMNS OF THE 49TH PARALLEL/k.d.LANG

Hymns of the 49th Parallel
k.d. lang


 カナダ生まれのラングがニール・ヤングジョニ・ミッチェルレナード・コーエン等のカナダの先輩歌手にささげたオマージュ。しっとりと丁寧に歌いこまれていてボーカル作品として出色の出来。来日公演が東京だけなのが残念。9月15日の記事ですが、ジャケットもAndy Goldsworthyの写真で素敵です。

3:最優秀ジャズCD:LIVE:A FORTNIGHT IN FRANCE/PATRICIA BARBER

Live: A Fortnight in France
Patricia Barber


 個性的かつ知的ジャズボーカリスト&ピアニストのパトリシア・バーバー待望のライブです。9月17日の記事で取り上げましたが、残響が多い我が家ではちょっと再生が難しかったのですが、ステサンのクリニックで大分軽減したのでかなりいい雰囲気が出るようになりました。来日しないかなあ。

4:最優秀J-POP CD:鬼束ちひろ:THE ULTIMATE COLLECTION

鬼束ちひろ ~THE ULTIMATE COLLECTION~
鬼束ちひろ 羽毛田丈史


 ううっ、K氏@常連の刺すような視線を感じる(-_-;)。追い出した東芝の最後の一儲けとはいえ、CCCDじゃないし、リマスタリングで信じられないくらいに音がいいし、正直誘惑に負けました。許されよ!

 アルバム未収録の「Sign」「私とワルツを」も素晴らしい出来で感動しました。やっぱりこれらの作品群に比べると「育つ雑草」はペケ。とはいえ、今の女性シンガーの中ではやはり傑出した存在。復活を願ってやみません。

5:最優秀プログレCD:TOTEM / Era(壷井彰久・鬼怒無月デュオ)

totem200

 昨日の記事で印象に残ったライブに挙げたKBBのコンサートで買いました。KBBのアルバムも素晴らしいけれど、この世界最小を謳うプログレユニットの演奏も非常にスリリングで楽しいです。一曲目のTONOはKBBバージョンも、生で堪能しました。そういえばもうすぐKBBのライブが出るはずで楽しみです。

6:最優秀音楽DVD:ライヴ・イン・ニュー・オリンズ/ノラ・ジョーンズ

ライヴ・イン・ニュー・オリンズ


 6回も記事にしといて「ライブ・エイド」とちゃうんかい?と言われそうですが、あれは記録としては非常に有難い発売でしたが、音楽DVDとしてみた場合にはちょっとツラい物があります。ノラのDVDは雰囲気、音ともに大変良い出来でした。近頃流行りの「なごみ」を感じますね。そうそう、日系と思われるDaruのバックコーラスも初めて見ました。

7:最優秀映画DVD:小さな恋のメロディ

小さな恋のメロディ
ワリス・フセイン


 予約していたDVDがある日突然やってきたという記事を11月17日に書いたのですが、ほっっっっっっんとーに嬉しかったです。このブログを始めた頃にその思いをつづった記事があります。映像では「WATARIDORI」が、感動では「ニューシネマ・パラダイス完全版」の方がはるかに優れていることは重々承知ですが、

主人公と同じくらいの年齢であの映画にめぐり合えた

ことへの感謝の気持ちで選ばせていただきました。