ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

ライブ・エイド(2)超個人的採点簿Disc1

 前回に引き続きまして今回より各アーチストの超個人的採点簿をお届けします。星5つが最高です。人生幸朗師匠ではありませんが、失礼の段平にご容赦くださいませ。まずはDisc1から。

1:ステイタス・クオー ☆☆☆

 しょっぱながこのグループと言う意味がよく分かりませんでした。英国では当時相当の人気があったそうですので景気づけか?まあ、私にとってはよくもなく悪くもなくでこれを☆3つと基準にさせていただきましょう。

2:ザ・スタイル・カウンシル ☆☆

 時のサッチャー政権批判を展開したWALLS COME TUMBLING DOWN を堂々とやったのは立派。しかしポール・ウェラーの歌も今ひとつ調子がでてない感じだし、残念ながら録音が悪く殆ど聞き取れない(ToT)。

3:ブームタウン・ラッツ ☆☆☆☆

 ボブ・ゲルドフがここで登場。流石に鬼気迫るステージを展開。実際に起きた少女のライフル乱射事件を扱ったI DON'T LIKE MONDAYS は久しぶりに聴いたけど、やはり名曲。これを最後にブームタウン・ラッツは解散してしまうわけで貴重な映像ですね。今回のライナーによると、Rat Trapの演奏はボブがマイクを引き抜いてしまった為、観客にも聞こえなかったらしい。

4:アダム・アント ☆☆

 うーんそんな人もいたっけ、という印象。確かFriend or Foeというアルバムを出したはずで、それでFoeの意味を教えてもらったと言う記憶が^^;。ケバイ割にはたいしたことないステージ。

5:ウルトラヴォックス ☆☆☆

 Band Aidの立役者ミッジ・ユーロがいるので流石に盛り上がってますが、今から見れば結構地味目のステージ。私でも知ってたViennaが日本ではカットされたそう。いやはやなんとも(ー_ー)。

6:スパンダー・バレエ ☆☆☆

 あの頃の人気はなかなかのものでTRUE なんか結構よかったです。

7:エルヴィス・コステロ ☆☆☆☆

 「Northern British Old Folksongをやるからみんな手伝ってくれよ」と言ってギター一本で始めたのがなんとALL YOU NEED IS LOVE !さすがコステロの旦那、粋だねえ。

8:ニック・カーショウ ☆☆

 当時人気があったんですねえ。あまり興味なし。

9:シャーデー ☆☆☆☆☆

 圧倒的美貌。声量が無いとか、バックの演奏はイモだとか色々批判はされていましたがSadeの姿を見るだけでこのDVDを買ったのが惜しくない!Your Beauty Is King!

10:スティング&フィル・コリンズ ☆☆☆☆

 ブランフォード・マルサリスを従えてスティング登場。ここからの3曲はこのDVDの一つの見せ場。とはいえ、バンドなしじゃあさすがにちょっと寂しい気もします。それにしてもEVERY BREATH YOU TAKEはどんなバージョンでもしんみりと来る名曲。Against All Oddsをフィルが歌う時スティングとブランフォードは休憩してますね。手伝ってやれよ^^;。

11:ハワード・ジョーンズ ☆☆☆

 「Hide and Seek」はかくれんぼと言う表題で日本でもヒットした記憶があります。アイドル的に扱われてましたが、ピアノうまいですねえ、結構正統派のミュージシャンだったんだ。

12:ブライアン・フェリー ☆

 楽しみにしてたけど(涙 詳細は前回参照してください。皮肉なことにバックの演奏は今回のDVD中でも出色の出来。

13:ポール・ヤング & アリソン・モイエ ☆☆☆

 当時人気絶好調だったことがよく分かります。ソウル系のカバーが多かったのでアメリカの歌手だと長いこと思ってました。アリソン・モイエは英国の森公美子?声量でポールを圧倒!

14:ブライアン・アダムス ☆☆☆☆

 アメリカの最初は元気一杯ブライアン・アダムスジャック・ニコルソンがツアーの途中ながら参加してくれたと言ってましたが、そのせいかちょっと声が苦しそう。でもやっぱりSUMMER OF '69 は名曲。アメリカではよい方の出来と思いました。

15:U2 ☆☆☆☆☆

 BONO。顔もそれほどハンサムじゃないし、ちびだし、学生服を着ると頭でかいし、こんな男が?と不思議なくらいオーラでまくり。観客のアジられかたも異様に凄い。ベストアクトでしょう。エッジ始めバックの演奏ももっと見たかった。しかし大英帝国の御膝下で皇太子が見守る中SUNDAY BLOODY SUNDAYを演る根性には脱帽。BADの途中にストーンズのナンバーをはさむあたりも憎い。