ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

BMW1シリーズ試乗記

 13万キロを超えたホンダビートの後継車選びが急務になってきたので、今日はBMW1シリーズを試乗してきました。まあ、プライスタグ的には無理なのは判っているのですが、どんなものか興味津々で見てきました。トートバッグが貰える、というのにもつられたんですが^^;。

IMG_0211.JPG

 外観は最近のBMWシリーズの流れをそのまま汲んで5ドアハッチバックにしたものと考えていただいてよいでしょう。サイズ的にはヴィッツ、フィットあたりにぶつけてくると予想されていたのですが、結局3シリーズとほぼ同じサイズでした。最近カー雑誌を読んでいないのでそのあたりの事情は判りませんが、私の印象ではやはりキャビンスペースを十分取れないFRという型式に固執する限り、このサイズになるのは仕方ないのではないかと思います。

 試乗は120iです。というか、実はこの車種しかまだ入ってきてません。追って118i,116iが入ってくる予定です。主要Specは2L直列4気筒、最高出力150PS/6200rpm、最大トルク20.4kgm/3600rpm、車両総重量約1.6t、6速ATです。まあ普通に運転する限りは必要にして十分すぎるくらいの心臓部ですね。

 ドライバーズシートはドイツ車ならではの固めでしっかりサポートしてくれるタイプ。疲れず長時間運転できるので私は大好きです。これに慣れてしまうとトヨタなどのフワフワシートは気持ち悪くて乗れなくなってしまいます。ただ、「デザインの特徴です」と社員の方が説明してくださったフロントガラスの小ささは少し圧迫感があります。その他には、カードキーになってスタートはボタンを押すだけという最近の流行がこの車種にも取り入れられていました。

 ほんの短時間の街乗りでしたが、当然ながら運転感覚は3シリーズそのままでした。シルキーでスムーズに吹き上がるエンジン、遊びが少なくクイックでかつしっくりくるステアリング、スパッと決まるブレーキ。FRという型式とエンジンにこだわるBMWの精神はそのままに受け継がれています。

 しかしそれが逆にこのシリーズのスタンスを中途半端にしているようにも思います。どのあたりの国産車をライバルと見ているのかちょっと思いつきませんし、3シリーズと同じサイズで少し安い(といっても366万円)ハッチバックが欲しい、と言う購買層がどれほどいるのか、少し疑問に思いました。繰り返すようですが、トヨタやホンダの牙城である小型車に攻め入りたいが、FR型式にこだわるあまりこれ以上キャビンスペースを犠牲に出来ないというジレンマがあるのではないでしょうか。

IMG_0210

 個人的にはセカンドカーにするなら3ドアのTIで十分。中古部門のアプルーヴドカーで凄くいい出物があったので少しそそられています。MINI Cooperのオープン、MTという手もあるのですが、これだと私しか乗りそうに無いので一発却下ですね。