ゆうけいの月夜のラプソディ

ゆうけいの月夜のラプソディ移植版

Patricia Barberの新譜、気合が入ってます。

Live: A Fortnight in France
Patricia Barber

 以前記事で取り上げたPatricia Barberの新譜が届きました。初のライブということでかなり気合が入ってます。アップテンポの曲も多く、各楽器のソロパートも十分とってあります。パトリシアのピアノがこれほど凄いとは今まで気が付かなかったほど。失礼ながらDiana Krallのピアノがお孃さん芸に思えてしまうほどでした。伴奏者ではMichael Arnopolのベースが聴きものです。殆どのアルバムで彼女と付き合ってきただけに息がぴったり合っているのはもちろんですが、ライブなので自らも十分楽しんで弾いている様子が伺えます。

 曲ではビートルズのカバー曲の「Norwegian Wood」を楽しみにしていましたが、大体の予想通りの歌唱法で安心して楽しめました。後半のソロの取り合いではギターのNeal Algerのコードチェンジして主題を演奏しているのが面白かったです。オリジナルでは「Whiteworld」の摩訶不思議な歌詞が面白い上に演奏もスリリングでよかったです。

 惜しいことに私のシステムではやや残響が多く、特にパトリシアのピアノがもう少しすっきりと聴けたらなあ、と思いました。今後の課題ですね。